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2022年3月12日土曜日
2022年3月12日土曜日
3月12日【風間のマウンテンバイク日記】MTBホイール→ロードホイールへの組み換え
皆様こんにちは。BIKE SHOP FORZAの風間です。
MTB関係のライドやメンテナンス情報を綴っております。
※過去の日記は下記リンクより。
3/12 ホイール組み換え
ハブのオーバーホールも終わってやっとホイール組が始まります。
ちなみに、今回組むのはMTBハブを使ったロードホイール。MTB日記とは。
BOOST規格になる前はフロント100×15、リア142×12という、
エンド幅だけ見ると現在のロードと同じ規格を採用しておりました。
フロントが15mmアクスルなので、
ここは12mm変換用のアダプターを使ってアジャストします。
さて、今回使うリムはFORMOSAのカーボンオフセット。ハイト30mm、内幅22mmのワイドリム。今回使うハブが32Hなのですが、
32Hのカーボンロードリムというのがなかなか存在しない。
ロード用は大抵28Hとかですからね。
FORMOSAはホール数等オーダーで対応してくれるので、ありがたい。
今回使うスポーク。SAPIMの最軽量&最強スポークCX SUPER。1本990円!!今回のホイールは前後で64本使いますから。。。
まぁ、お値段も最強です。
ただ、使う本数が多いだけあってスポークの軽量効果は大きいです。
ベーシックなモデルと比べると150g近く軽量化出来たりします。
しかもCX SUPERはエアロスポークなんですよね。
ちなみに、CX SUPERがラインナップされるまで最軽量だった
同じくSAPIMのCX RAY(こっちも超軽量&高い)
同じくSAPIMのCX RAY(こっちも超軽量&高い)
から64本で40g以上の軽量化、そして引っ張り強度が約2倍。
軽くなると一般的に強度って下がると思うんですが、違ったみたいです。
そしてメーカーさんの注意書きに一言。
「硬くてカットして使用することはできません。」
。。。なるほど(笑)
超高級スポークであっても作業内容に変わりはありません。脱脂して、SPORKE PREP塗って。
乾かして。(まさかスポーク長間違ってたりしないよな。。。)
組んでいきます。(スポーク長計算間違ってないよね。)
組んでいきます。(スポーク長計算間違ってませんように。。。)
張っていきます。(スポーク長間違。。。)
バランス見ます。(ここまでくると安心してます。)乾かして。(まさかスポーク長間違ってたりしないよな。。。)
組んでいきます。(スポーク長計算間違ってないよね。)
組んでいきます。(スポーク長計算間違ってませんように。。。)
張っていきます。(スポーク長間違。。。)
測ります。(安心が確信に変わります。)MTBハブ&32H&30mmハイト、チューブレス対応でこの重量なら十分軽量でしょう。
3/8 INDUSTRY NINEハブのメンテナンス
まずはホイールをバラシてから組み換え前の下準備。
ハブのベアリング交換をしていきます。
INDUSTRY NINEのTORCH MTBハブ。私風間、手組で一番多く納品したのがこのハブ。
120ノッチ&爆音で数多くのライダーさんを虜にしてきました。
カラーバリエーションも豊富だったので、
バイクに合わせてカラーをご提案するのも楽しかったですね。
綺麗に洗浄。純正のENDURO社から国内メーカーのNTNへ。
無事、ハブのメンテナンス完了。
クランク周りの取り付けボルトを外していくと、新旧ユニット。
精度、耐久性共に国内メーカーのベアリングは優れております。
シール内へ抵抗の軽いグリスを充填。
接触部分にはスレッドコンパウンドを塗布。
ブレーキプロテクターや、グリスも使いましたが、
金属同士の接触部分はスレッドコンパウンドが間違いないかなと。
専用工具でベアリングを圧入していきます。専用工具があると作業時間はもちろん、ミスも減らせるし、
外側のベアリングはしっかりと耐水性の高いグリスでシールしてあげます。無事、ハブのメンテナンス完了。
ジジジジジ...というこの音が堪らんのです。。。。
690ノッチのHYDRAもいいんですけど、
個人的にはTORCHの音色が一番好き。
次回はホイール組へ。
3/6 Heckler8納車させていただきました。
メーカーさんで試乗車として運用されていた車体。
お買い得価格でご提案させていただきました。
モーターユニットはSHIMANO STEPS。当店でも使っていただいている方の多い
SPECIALIZEDのTURBOシリーズと比べると
ハイパワーなモーター。
重量はかさみますがシングルの登りなんかで使うと
あっという間に置き去りにされます。
試乗車ということで、多少の小傷、汚れなどはありますが、MTBでライドすれば傷はつきもの。
ここ最近の値上げで車体価格もどんどん上がっておりますし、
今後も上がり続ける見込み。
少しでもコストを抑えて良いバイクをGETしたい方にはお勧めです!
もちろん必用な消耗品の交換。
各リンクの分解、グリスアップ、フルード交換等、
整備を行ってからのお渡しになりますので、安心してお使いいただけます。
そもそもメーカー試乗車なので、
中古とはいえどこかが壊れているような事もないですしね。
スペシャルオファー可能なHecklerの試乗車はSサイズがラスト1台。
お早めに。
2/27 KENEVO SL納車ライド。
今日はKENEVO SLの納車ライドへ。先週はあいにくの天気で乗れなかったので、
納車ライドだけスライドさせていただきました。
今日はGOODコンディション。オーナーのK様にも
つくばのトレイルを御堪能いただきました。
とってもスムーズなライディングでビックリ。
今日走ったのはほんの1部。
まだまだたくさんのルートを御案内させていただきますので、
是非是非毎週遊びに来てください!
2/23 LEVO SLモーターユニットの交換。
今日はLEVO SLのモーターユニット交換。
いつも一緒に遊ばせて頂いているJinさんのLEVO SL。
シャフトにガタが出てしまったため、保証対応で新しいユニットへと交換です。
※モーター、バッテリーについて、保証対応の範囲は
購入から2年もしくは300回の充電(0%から100%のフル充電で1カウント)となります。
e-BIKEの心臓部ですからしっかりと保証が効くのはありがたいですね。
ユニットのアップデート、モーターのキャリブレーションを行い作業完了。
これでまた快適なe-BIKEライフをお送りください。
これでまた快適なe-BIKEライフをお送りください。
2/18 SANTACRUZ Heckler試乗RIDE
水曜RIDEはSW ENDURO乗りのSさんを誘ってe-RIDEへ。
まさか雪がここまで残っているとは思わず。。。
急遽SNOW RIDEへ変更。
あえて普段は走らないトレイルを選んでみたら、
シャーベット状の雪が場所によってはひざ下近く積もっていて、特に登りはe-BIKEのパワーをもってしても進めない場所が結構ありました。
新雪だとそこそこ積もっていてもグリップするんですが、
ここまで押し固められているとグリップさせるのはなかなか大変。
ただ、その不安定な感じを楽しいと思えるのもMTBの良いところ。RIDE後の冷えた体はつくばの美味しいラーメンで温めてFinish。店頭試乗車の準備もございます。
MTBライドに興味のある方は風間までお声掛けください!
2/15 KENEVO SL EXPERTの組み立て
もちろん、合わせてグリスアップも怠らず。付属のオフセットした受けを使う事で、
62.5、63.5、64.5と3段階のヘッドアングルを選べます。
で、こちらが62.5度の状態。
コラムが後輪側にオフセットしているのが分かるかと。
ちなみにこれ、DHバイクのDEMO 29インチよりもヘッドアングルが寝ます。
跨ると前輪がどっかいっちゃいそうなくらい遠い(笑)
ステアリングもほぼDHバイクのそれなので、
速度域の高くないライトな場所なら
63.5、64.5度がおススメかなと思ったりします。
2/7 LEVO SL COMPサスペンションのアップグレード。
もう少しサスペンションの動きを良くしたいということで、
前後サスペンションをアップグレードさせていただきました。
フロントフォークは36FLOATのFACTORY。純正の34FLOAT Rhythmと比べると
剛性も上がり、ストロークのスムースさも格段によくなります。
特徴的なゴールドのインナーチューブ。
これがカッコよくて入れ替える方もいるくらいですが、
このインナーチューブに施されているカシマコートは、
他モデルに比べ摺動抵抗が圧倒的に少なく、
初期の動きのスムースさは乗ればすぐに分かる代物。
脱脂後はこちらのスポークプレップを塗布して乾燥させていきます。
全体的にサイズアップしている印象。これもとにかく動きがスムースで滑らか。
お店の前でちょっと跨っていただいただけで、
すぐに違いを実感していただき、トレイルライドもより楽しんで頂けるはず。
※Sサイズはリザーバーと干渉するため、
そのままではレンジエクステンダーとの併用が出来なくなります。
ボトルケージの加工もしくは別位置へのマウントが必要になります。
2/1 スターラチェット採用ホイールのベアリング交換
何をしているところかって?簡単に回りますようにと念を込めているところです。ホイールはROVALのCLX32。ロード用カーボンホイールです。
MTBでもスターラチェットを採用しているため、ハブのシステムはほぼ同じです。
今回は簡単に外れたのですが、このフランジ側のスターラチェットを保持しているリングナット、
運が悪いとに本当に回らない個体に当たります。。。
一番上の写真はバイスに専用工具を固定して、
工具にホイールがはまっている状態。
後はホイールごと掴んで体重かけて回すという力業。
一人で外れない時は二人でやります。
ちなみに公式の作業だったりします。(笑)
1/29 手組ホイール ※完成しました。
最近は既にカットされたスポークが普及してくれて、
私も大変お世話になっております。(DT SWISSさんありがとう。)
今回使うスポークはDTじゃないんですが、PILLARスポークのローズゴールド。
DTだとシルバーかゴールドになっちゃいますからね、
このカラーはブラウンに近い落ち着いたカラー。大人のチョイス。
ただ、ご覧の通りスポークにはネジが切られていないので、
今回はスポークをカットしてねじ山を作っていきます。
MTBの手組の場合、予備も含めると70本以上ネジをたてるので、
少々お時間がかかります。自転車のメカニックって、
同じ作業をひたすら繰り返すことはそう多く無いですから、
久々にやるとこれはこれで新鮮。
こんな感じ。ニップルを通してみて問題無ければ脱脂して無事完成。いわゆる緩み止めになるのですが、テンションがかかるまでは潤滑の役割をしてくれて、
テンションがかかってからは緩み止めの効果を発揮してくれるという優れもの。
左右でスポークが混同しないように、青とクリーム色の2色展開されています。
左右でスポークが混同しないように、青とクリーム色の2色展開されています。
基本的に左右のスポーク長は異なるので、混同することはあまりありませんが、
視覚的にもミスが減るというのは嬉しいですね。
さて、スポークを通して組み上げていくのですが、ハブの紹介がまだでした。KUWAHARAのDiavolo V3 Boostハブ。
こちらの魅力は何といってもノッチ数。150ノッチ。
さらに価格は28,380円とかなり選びやすいか価格。
ノッチ数の多いハブは前後で10万近くするものが多いですから、
10万円以下でしっかりしたリムを使って手組ホイールを作りたい方にはおススメ。
あ、リムの紹介もまだでした。。。リムはFORMOSAのアルミオフセットリム。
ちょっと分かり難いのですが、スポーク穴が左側に側にオフセットしています。
仮組完了。
ちょっと分かり難いのですが、スポーク穴が左側に側にオフセットしています。
3mm。リアホイールはフリーボディがある関係で、
左右のスポークの張力に差が出やすく、
そのせいでスポークの緩みも出やすくなります。
リムをオフセットさせることでこの差をすくなくさせ、
よりバランスの良いホイールを組むことが可能です。
仮組完了。
ここからは、スポークを張りながら左右と上下のバランスを取っていきます。
ここまでくると完組ホイールの納品作業と大きな差はありません。
最後にベアリングのグリスアップ、フリーボディのオイルアップ。
爪にそれぞれ4個の溝が切られております。受け側にも無数の溝、これを掛け合わせて150ノッチ。ラチェット数が多いことで、音が細かく、高級感が出るというのもありますが、
やはりローズゴールドが良い演出をしてくれています。
昨今の品不足で、ホイール自体が選びずらくはなっておりますが、
手組ホイールのオーダーでしたらお応えしやすいかと思います。
自分だけのカスタムwheel、いかがでしょうか。
1/11 フルサスペンション フレームのメンテナンス。
フレームのメンテナンスちゃんと行ってますか??
走破性が高く、とにかく楽しいフルサスペンションバイク。
あのスムースなフィーリングはフレームの関節部分に使われている
たくさんのベアリングのおかげ。
たくさんのベアリングのおかげ。
最近のフレームはシール構造などもどんどん改善され、
ベアリングの寿命も延びてはおりますが、
ハードに使う方なら少なくとも、1年に一回はベアリングの交換してあげてくださいね。
知らず知らずの間に動きが悪くなり、タイムが落ちてしまったり、
最悪不要な転倒を招いてしまう可能性もあります。
当店では購入の際にフルサスペンションのリンクも分解し、適切なグリスアップなどの処理を行った上で納品させて頂いております。
1年程使ったバイク。写真は汚れが酷いように見えますが、
しっかりグリスも残っており、
耐水等の面でしっかり仕事をしてくれています。
メーカー出荷状態ではグリスアップの処理がされていないものも多く、
そのまま使い続けると想像以上に速く、
ベアリングが錆び等でダメになるケースも見受けられます。
今回のフレーム、SANATACRUZのフルサスペンションは、
VPPシステムという、シンプルかつ耐久性も高い構造なので、
フレームの分解作業、ベアリングのうち替えは比較的容易な部類。
専用のプーラーで圧入されたベアリングを抜いていきます。メインのリンクには半開放シール型のベアリングが使用されており、フレームを分解しなくてもベアリングへのグリスアップが可能になっております。
BEARINGを抜いてもこの通り、たっぷりグリスが効いています。
リンク中央のグリスポートから直接グリスを押し込むことで、
解放されたベアリングに直接グリスを送りこめるので、
1年ハードに使い倒したバイクでも、
メインリンクのベアリングは生きていることが多いです。
もちろん適度なグリスアップが必要ですよ。
さらにSANTACRUZの素晴らしいところは交換用のベアリングキットが無料。専用工具は作業も気持ちが良い。
最後にポートからガッツリグリスを補充して作業完了!
最後にポートからガッツリグリスを補充して作業完了!
BBのように1個、二個のベアリングで動かしているなら違和感を感じやすいのですが、
だいたいのフルサスペンションバイクが10個程度か、
それ以上のベアリングで動いているので、
1個、二個のベアリングが劣化したくらいでは、
なかなか違いを感じにくいもの。
ただ、そうやってそのまま乗り続けていると、
いつの間にか他のベアリングの劣化も進み、
バイク本来のパフォーマンスが発揮できなくなります。
最近上手く乗れないな、とか、リアサスペンションの動きが渋く感じる。
動きをよくするために、サスペンションの設定を推奨値から
大きく外れてセッティングしてさらに沼る。。。みたいな。。。
ハッとした方は気軽にご相談くださいね。
1/9 今年はスノーライド期待できそう。
とはいえ、日陰は一面の雪。
e-BIKEで雪道を走るのは初めてだけど、
e-BIKE一択ってくらい快適。
既に降雪から数日たっているので、
カッチカチのアイスバーンの中登っていくわけですが、
楽しい反面結構な苦行でもあるわけで。
轍にタイヤを取られて上手く登れなかったりするので、
ラインを選ぶ必要があるし、トラクションコントロールが重要。
道端の新雪ゾーンを走ればしっかりグリップもしてくれるんですが、
雪が深いとかなりパワーが必要。
でもね、e-BIKEならそんなのお構いなし、
雪遊びしながら快適に登れます。
まだまだ1月、あと何回かは雪遊び出来そうでワクワク。このお正月休みもたくさんMTBで遊ばせていただきました。
まずは初日の出!最後に日の出見に行ったのなんていつのことだか。。。
今年はしっかり早起きして、初日の出を迎えることが出来ました。
こちらは去年30日ですが。久しぶりの遠征トレイルライド。こちらも山頂-10℃近い中、1400mまで自走で上がって5時間ほどのライド。
久しぶりにボリュームのある下り。
休憩挟んでも1時間近く続く下り。
寒さの影響でサスペンションの動きも渋め。。。
手足もガチガチで最後はもうお腹いっぱい。
最後降り口を間違えて、ゴール地点の反対側に降りてしまい、
皆さんを30分程連れまわしてしまったのは良い思い出です。
さてさて、こんな感じではありますが、
今年もたくさん遊んで頂ければ幸いです!
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