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2014年2月14日金曜日
2014年2月14日金曜日
SPECIALIZED S-WORKS CRANK の適合とBB30、PF30について。
こんばんは。 10年目の東(アズマ)です。
10年目に、10回目の王滝。
語呂のいいところで久々に出たいなぁ~なんて思う今日この頃です。
本題に戻りまして、先日の SPECIALIZED S-WORKS CRANK の話の続きです。
BB30も、SPECIALIZED OSBBも、シェル幅は違いますがどちらもベアリングの両端での距離は、
64mmの設定でデザインされていることから、S-WORKSクランクがBB30のフレームで使える。
ということになります。 上記の図から、細かい話になると、
7+1+48.5+1+7 = 64.5mm
1mm = Circlipsの厚み
7mm = ベアリングの厚みということになります。 簡単のために、64mm として、話をすすめましょう。
BB30のフレームには、FSAのベアリングに、FSAのクランクセットが選ばれている。
ということも少なくありません。 この場合には、上記のようなベアリングセットが用いられています。
ベアリングとクランクの間には上記のパーツの場合、黒いワッシャー(厚さ2mm)を入れて
組み付けることになります。
BB30にS-WORKSクランクを取り付ける場合には、これを付けない状態で、
S-WORKS CRANK SET に付属するワッシャー(スペーサー)を使って取り付ける事になります。
上記の図の ②、③、⑥ ですね。 これがクランクを購入頂くと付属します。
PF30については、どうでしょうか?
BAYAMO Ultegra6800 完成車 定価 409,500円(税込)
こちらの車体を使って確認してみましょう。
残念ながら、右クランクがBBカップに干渉してしまい取付ができません。
PF30についても、ベアリングのサポート長は64mmと、BB30、OSBBと同じになります。
しかしながら、ベアリングの受けとなる樹脂シェルがフレームの外側に1mmほど、
出っ張る形で取付られるために、S-WORKSクランクの内側と干渉してしまい取付ができない。
ということになってしまいます。
PF30については少し自由なようで、ベアリングのメーカーによっては作りが異なる場合があります。
これについては、また続く。 ということで。
SPECIALIZED OSBBについての補足を少し。
SPECIALIZED S-WORKS のフレーム(61mmのシェル幅)に
ROTOR CRANKS は取付ができますか? という相談を時々頂くことがあります。
ここまでの話を気長に読んでいただいた方は、問題なく取付ができる!
ということに気がついていただけると思います。
私もS-WORKS VENGE に ROTOR 3DF CRANK という組み合わせで使用しています。
しかしながら、ROTORの取り付けについては何件か作業をさせて頂く中で、
明確に感じる個体差がございます。 フレーム、BBの圧入状態、ROTORのクランク側などなど、
要因は色々とあると思いますが、個体差に対してはそれぞれ現物合わせで
作業させて頂いております。 クランクやフレームが当店での購入でなく、
お持ち込みの作業になる場合ついても気軽にご相談ください。
まずは、ご相談頂ければと思います。
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