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2022年3月4日金曜日

#6 FORZAメカニック講座 【増し締め。定期点検】

 


こんにちは。

つくば市のスポーツバイク・プロショップ
BIKE SHOP FORZAの東(アズマ)です。 

今日は、当たり前で
ちょっと恥ずかしい話をさせて頂きます。

「増し締めと定期点検」について

メカニック講座。というよりは注意喚起よりの話です。
では。

目次


気づいたのは

昨日、休みの日。
定期検診で歯医者さんに行った帰り道のこと。

なんか、バイクの異音(カタカタする)が気になるなぁ。
と思い。
夕飯の買い出しで八百屋さんで止まってチェックを。
(そういえば、ここ数日の通勤でも鳴ってたなぁ)

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確認の結果、ディスクローターのロックリング(固定するパーツ)
が緩んでいることが判りました。

おおお、、、これはアカンやつや、、、
一度緩み出すと、加速度的に緩み始めるのがネジという構造です。

これは、一度、全体的に点検しなくては、、、

御客様のバイクは、入念に点検するわけですが
なかなか、自分のバイクは後回しになってしまいます。。。


バイクは

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Chapter 2 のグラベルモデル。 AOです。

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ステキなカラーがお気に入り。
もちろん御注文いただけますよ(^^)

【お問合せフォーム】
 ⬇
https://bit.ly/3b06Hh5
(クリックするとフォームが開きます)


緩んでいた部分

ということで、本日、出社してまず増し締めしました。
全体点検です。

緩んでいたところをまとめておきますね。

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フロントのディスクローターのロックリング

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クランクの固定ボルト

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ここは、50Nmという高トルクで締める指示になっております。

しかしながら強い力が加わる部分なので緩みやすい部分です。
とくに、このバイクはシクロクロスでも使っているので
レース中の振動や断続的に加わる強いトルクの影響は少なくありません。

ちなみに、50Nmって他社比でも高いトルクだったりします。

参考までに
SPECIALIZED S-WORKS クランク 45Nm
SRAM RED、FORCE クランク 54Nm

SHIMANOは、固定方法が異なりますが12-14Nmです。
真ん中とって、13Nmで締めています。

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高トルクでトルク指定がある部分なのでトルクレンチを使って締めます

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当然ですが長いほうが力がかけやすいわけで
PB SWISSの六角レンチより随分と長いです。

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六角レンチを一番長くもった状態

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トルクレンチは、ここのラインに中指を合わせて持ちます。
手1つ分くらい違いますので
力のかかり方も違います。
六角レンチだと、相当に力いれないと
50Nmまで締めることができません。

使ってる、トルクレンチはコチラです。
参考までに(^^)

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リアホイールのアクスルが固定される部分

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グラベルモデルに多い仕様ですが、
このパーツは脱着でき交換することで
リアセンターの距離を変えることができます。

ホイールの軸(アクスル)もバイクの中では
強い力と振動が加わる部分です。

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反対側も緩んでいました。

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そしてリアディレイラー

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下のプーリー(テンションプーリー)の固定ボルトが緩んでいました。。。
参考までに、上のプーリーは、ガイドプーリーと呼ばれます。


大丈夫だったけど重要なところ

今回は緩んでなかったけど、
大切なところをまとめておきますね。

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ブレーキ本体の固定です。ブレーキ。命に関わる大切な部分です。

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ステムの固定も大切です。グルンと動いちゃうと転倒に繋がります。
緩んでしまうと、ヘッドのベアリングやフレームを
無駄に痛めることにも繋がります。

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ステムのハンドルの固定部分も同じですね。

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あとは、レバーの固定。

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ゴムカバー(ブラケットフード)をめくると固定ボルトが見えます。

最近のタイプですと、L字の六角レンチでも作業できますが

T字タイプ(クロスハンドルタイプ)が作業性がよく
過去のモデル(レバーの正面から入れるタイプ)
にも対応しますのでオススメです。

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サドルの固定ボルトも体重を支えている部分なので
力が加わりやすいところ。

ズルっと動くことは少ないですが、
(もちろん動いちゃうと危ないです。)

気が付かないうちに動いてしまいせっかくセッティングを出した
前後位置や、角度がずれてしまうことに繋がります。

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チューブレスタイヤ(チューブレスレディ)を使われている方は
バルブの固定も定期的に点検しましょう。
出先で乗っているときに、空気が漏れてしまった、、、
というのは悲しいですので。

他にもホイールのフレなどなど全体的な定期点検は必須です。

気軽に御相談ください。

【お問合せフォーム】
 ⬇
https://bit.ly/3b06Hh5
(クリックするとフォームが開きます)


よくつかう工具まとめ

下記リンクの記事に良く使う工具(実際に私が使っている工具)
をまとめています。
参考にしていただけると幸いです。

さらにメカニックネタが気になる方は
下記リンクの記事を御覧ください。


まとめ(点検のタイミング)

怪我なく、事故なく安全に楽しく乗り続けるために
機材の無駄な破損を避けるためにも。

定期的に点検しましょうね。 というお話でした。

どのくらいで点検すれば良いですか?

という質問は、よくいただきます。

個人差があるので、これでOKとは言い切れませんが
3ヶ月や3000kmというのがひとつの目安になります。

最近のディスクブレーキでヒルクライムが好きで
毎月10000mくらいの獲得高度がある。
みたいな人で、下りでのブレーキが多い人だと
3000kmくらいでブレーキパッドの交換時期を迎える方も
少なくありません。

定期的な点検がオススメです。

当店で購入頂いているバイクですと
3300円(税込) ※今日現在
で全体点検をさせて頂いております。

担当スタッフまで気軽に御相談ください。
(他所購入の御客様も気軽に御相談ください)

長くなりましたが、
みなさまの参考になりましたら幸いです。

今日も最後まで御覧頂きありがとうございます。

BIKE SHOP FORZAの東(アズマ)でした。
それではまた。



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