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2020年8月23日日曜日

【再アップ】新型 ROVAL TERRA CLXホイール 実測重量や新型スターラチェットEXPについて


2019年 10月 ついに発表となったROVAL 新製品となるTERRA CLXホイールをご紹介です。
グラベルロード・オールロードをメインターゲットにしたホイールですが、既報の通り新型のリム・ハブとてんこ盛りとなっております。
早速入荷いたしましたので、実物をチェックしていきます。まずはリムより。
(左がTERRA CLX。右はCLX32 DISC。)
新開発のチューブレスレディ対応リムは、28Cから42Cまでのワイドタイヤを想定した内幅25.22mmのリム幅となっておりこれまでのCLXシリーズの20.88mmと比べても一目瞭然。
DISCなのであまり関係ないのですが、外幅は実測約30.35mm。CLX32 DISC の外幅が実測 約27.75mm。
内幅が4.34mm拡がっているけど、外幅は2.60mmしか拡がっていません。その差1.74mm。
1.74mmはどこに言ったかというと、ビードフックを含めたリム自体の厚み。
TERRA はCLX32に対して片側で0.86mmずつ薄くなっておりました。両側で1.72mm(0.02mmは測定誤差)。
既存のCLXシリーズはRIMとDISCでリム形状・リムの厚みは変えておりませんので、リムブレーキに対応する耐摩耗性・耐熱性がDISCにもそのまま残っていると考えられます。
今回のTERRA CLXは完全にDISCブレーキ専用リムとなり、より軽量に生まれ変わりました。
恐らくこれからのROVALリムはこのTERRA同様になっていくかと思われますので、もしかするとリムブレーキ用ホイールは・・・・
わざわざ作り分けるかなぁ。。。。と。

新型ロード用ROVAL CLXをもうちょっと未来予想をすると、使用できるタイヤを23C以上とするためにリムの内幅はTERRAよりも少し細くなって、その分リムがさらに軽量化。なんだかんだで現行CLXシリーズと内幅は大きくは変わらないのかなと。TERRAと現行の丁度中間か、現行よりの内幅に。
新型スターラチェットEXPと併せて、現行よりもそれぞれ50g以上の軽量化が進むのではと思います。
(左がTERRA CLX。右はCLX32 DISC)
この新型リム。チューブを入れたクリンチャーとしてもお使いいただけますが、基本的にはチューブレスレディ運用が前提となっております。
写真を良く良く見比べると分かるのですが、リム中央の溝を狭めつつ、外側に向かって徐々に下がっていくリムサイドの形状は超低圧でもタイヤビードをしっかりキャッチ。
更に最大90PSI(6.2BAR)まで対応しておりますのでオフロードからオンロードまで使える高い汎用性があります。
28Cで最大6.2BARなのでオンロードでも十分。高圧オンロードで使用する場合には、精度の高いRAPIDAIRやGP5000TLといった次世代チューブレスタイヤの存在も後押しになりますね。
そしてホイール実測重量。テープ込みチューブレスバルブ(8.1g)抜きで実測1307.3gですので、クリンチャーホイールとしてはROVAL最軽量となっております。
 
そしてハブ。
一番のポイントはDT SWISS 新型スターラチェット EXPを採用した点。これからのハイエンドホイールのスタンダードとなっていくシステムです。
この記事を書いている2019年10月時点で、まだこのEXPの情報があまりないので少し掘り下げていきます。
DT SWISS 代名詞となるスターラチェットが特許を取得して25年。ラチェットシステムとしては最も優れた機構とされ、爪式と比べても一目瞭然ですね。
そして、そのスターラチェットが遂にEXPとしてフルモデルチェンジし、今回のTERRA CLXからROVALにも採用されました。
こうして並べてみるとわかりやすいですね。旧システムの左4つのパーツがぎゅっと一つに一体化。凄くシンプルになりました。
基本的構造はそのままに部品点数が削減され、ハブ本体の軽量化、高精密化、高剛性化、耐久性、伝達効率の向上が図られております。
ラチェットの爪としては36Tが標準装備。オプションで54Tも用意される様子。これまでよりもラチェットの働きが大きくなるので54Tにした時の違いもはっきりと表れそうです。
旧システムではラチェットリングの裏側にベアリングが配置されていたのですが、EXPでは一体化されたリングの内部にベアリングが配置。
その成果としてベアリング間の距離が約7mm離れ、ハブ剛性が15%向上。
ちなみに、ハブ剛性が一番寄与するのはベアリングの耐久性が増すことのようです。
そしてベアリング。これまでのROVAL CLXシリーズで代名詞ともなっていたceramicspeed社製のセラミックベアリング。今回のTERRA CLXでは採用されておらずスチールベアリングに。
ここの情報がまだ手に入っておりませんので、入り次第更新いたします。
→ 使用されるベアリングはDT SWISS 製のプレミアムスチールベアリング。MTB用ホイールCONTROL SLにも採用されるベアリングで、ベアリングのスチール素材が違い、耐衝撃性能が高いとのことです。
また、今回新しいEXPシステムのハブになったことにより、DT SWISS がまだceramicspeed社にハブ寸法データを提供したくなかった?という背景もあったとか。
手で回した感触としては非常に良好。耐久性含め実走チェックが楽しみです
そしてその肝心のEXPフリーボディ。現状だと国内ではSHIMANO・SRAM 11速用しか用意がございません。。。。何故。。。。(困惑)
新型EXPに対応するSRAM 12速用XDR EXPフリーボディ。
単体としてはDT SWISS に品番設定があり手配も可能(マルイ アダチさんありがとうございます!)なのですが、OEMとしても専用寸法を取り入れているROVAL、このDT SWISS 純正XDRフリーボディが取り付けできるかは現在確認中です。こちらも続報をお待ちいただけますと幸いです。
↓ 続報です。
EXP用XDRフリーボディですが、互換性があったとしても入荷がまだまだ先になるとのことで、試しにSPECIALIZED製の現行スターラチェット XDRフリーボディを取り付けてみました。
まぁ、取付部の見た目一緒なんですよね^^; で、寸法はというと。




測り方での多少の測定誤差はありますが、ほぼほぼ一緒。これはいけるんじゃないかと。
こうして、こうじゃ!
実際に回してみても、カセットを着けて試乗チェックしても問題ありませんでした。
海外のレポートでも互換性があるとの記述も。(かりかりさんありがとうございます!)
もちろん、現時点ではメーカー推奨外ですのでその点ご理解の程よろしくお願いいたします^^;
引き続き、実走行での長期テストを行ってまいります。
TERRA CLX実走行レポート。
実は與那嶺選手 のスペイン合宿にて、TKコーチのバイクで活躍中です。
走りが軽く非常に助かってるとのこと。恵理選手速いですからね。。。良かったです(^_^;) フリーボディも問題ないようでまずは一安心☺️ メーカーも寸法が全く一緒とおっしゃっておられましたので、予想通りに。
そして!2019年11月25日 DT SWISSからも公式発表がございました。EXP用フリーボディと現行スターラチェット用フリーボディの相互互換があるとのことです!
ということでTERRA CLXはeTAP AXSでも使用できます。XDRフリーボディの店頭在庫もございますので、お気軽にお申し付けください。

ROVAL TERRA CLX  前後セット 定価:308,000(税込)
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