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2015年11月11日水曜日

2015 ツール・ド・おきなわ 市民210km 14位 新井のレースレポート本編 地名修正ver.

いつもありがとうございます。FORZAの新井です。
無事に、灼熱の沖縄からつくバックいたしました。
幸い?つくばの気温もそこまで低くなく。日焼けで未だに火照った身体に丁度良いくらいです。

ごめんなさい。ちょっと長いです。帰りの飛行機の中で書きましたが、全然間に合いませんでした。。。
では、レースレポートです。
2015 ツール・ド・おきなわ 市民210km   14位
走行時間 5:37:23 平均速度 36.6km/h 平均出力 182W 平均ケイデンス 82rpm  獲得標高 2654m

今回のツール・ド・おきなわは、沖縄で自転車を始めてから通算9回目でした。
2007 市民85km  2008 市民85km  2009 市民140km ⇒ 2010 国際210km DNF ⇒ 
2011 市民210km 160位 ⇒ 2012市民210km 81位 ⇒ 2013市民210km 92位 
2014市民210km 44 2015市民210km 14
市民210kmは完走が精一杯の状態から、年々集団に残れる区間を伸ばしながら順位を上げてきました。

昨年は44位。
朝朝日という新しいムーブメントをマナティ風間氏が作り出し、それに乗じて毎朝のトレーニングを続けることが出来、
初めて1回目の与那を先頭集団で登頂、しかし序盤に無駄足を使いすぎて2回目の与那で撃沈というものでした。

対して今年は。
朝朝日という平日の定期的な練習を始めたのは9月から。
それにはちょっと考えがあって、
11月の沖縄まで、身体を出来る限り疲れさせないで一気に上げてみてはと、試してみようと。マナティ風間氏のように身体も強くないし。
というのは建前で、ちょっと仕事と家庭に逃げてたのかなとも振り返りつつ。

そういうわけで、9月からかなり集中して朝朝日ライドと週末のFORZAチーム練習を組み立てていきました。
練習日記を書き始めたのも、自分に約束するため。

そんな練習日記を振り返ってみても、上手く進めれたと思います。
10月のかすみがうらエンデューロでちょっとしたピークを持って行きつつ、
そこから更に上げることができました。
昨年は多分、かすみがうらエンデューロがピークでそのまま落ちてしまってたかなと。
きっと、そこからさらに上げる何かが足りてなくて。
でも、今年はさらに上げることが出来ました。
普段のデスクワークに導入したバランスボールも有効でした。

体重とパワーメーターSRMで計測したデータは本当に正直で。
市民210kmで上位に入ってくる皆さんのパワーデータ比較しても、決して劣っていない。
そして、これまでの私のデータをほぼ全て更新できた。
そんな自信が更にプラスに循環できていたのかなと。

もちろん不安もあって、パワーデータが全てではないことは百も承知。
市民210kmはロードレース。単純なパワーで計れるのはごく一部。
走り方や下り。色んなスキル。全部含めてロードレースなので。

そして、今年はチーム・フォルツァ!からなんと5名ものメンバーが市民210kmに挑戦されました。
それぞれに練習を重ねて、迎える大一番。
それを普段の練習から共有できることは、本当に嬉しいことで。
本当に色んな意味でワクワクしながら迎えることが出来るレース。
正直、こんな気持ちは初めてでした。

前置きが長くなりました。。
では、当日の様子から。

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『新井さん!なんで沖縄のスケジュール公開してくれなかったんですか!』
『いやいや、ブログで公開してますよ!』
そんな逆ギレ気味な夢を見ていると、
5時です!』と、同じく市民210kmに参加で相部屋のN田氏に起こされる。
しかも、部屋の電気を一気に付けて。
夢を見てたかと思えば、瞼越しに世界が真っ白になる。ホワイトアウト。
そんなお目覚め。

市民210kmのスタート時間は745分。
ホテルはスタート地点近くのルートイン名護。6時過ぎに起きても全く問題ないのである。ふて寝気味に二度寝。
朝食は、お粥に納豆の組み合わせを2杯。そして、パンにジャム。
普段口にしないマーガリンも今日は特別に。カロリーを取っておきたいので。

朝ごはんを食べて、いつも飲んでいる鉄剤を食べて、ゼッケンをジャージにつけて、タイヤの空気圧をチェックして、イナーメオイルのUPオイル SUMMERを入念に脚とお尻に塗りこみながらマッサージ。
そして、フレームと全後輪それぞれに手を添えて、『よろしくお願いします』といつものお願いを。

ホテルからスタート地点までは自走で。
お行儀よくスタート地点に並び、緊張しながらスタートを待つ。
その間、沖縄の皆様に激励をいただく。緊張気味に激励に応える。
スタート位置は先頭が見える位置。後ろをみると、いつもよりかなり少なく感じる。
今年は定員も割れていたけど、ここまで少ないのか。これは、序盤の本部も安心かも。
なんて淡い期待を抱きつつ、定刻通りにスタートゥン。

今年は、徹底的に無駄足を使わないようにする作戦。
なので、GARMINの表示で一番気をつけたのは平均出力。なるべく低くするように心がけた。
しかし、今年に入って2回目のレースイベントという、普段実業団を走っているライダーから、あなたビギナーですか??という問いがあってもおかしくない今年のレース実績。
流石に大大集団の雰囲気になれるまで時間を要した。
スタート時はとても少なく感じた人数だったが、いざスタートしてみると集団の列に終わりが見えない。。。
ちょっと怖いから集団最後尾に。。。なんて考えがとても甘いことに気付く。
やっぱり前で展開しておかないと危険過ぎる。

本部半島の試走でチェックしていた毎年恒例の落車ポイントが近づく。
海洋博の登り前の大きな片側通行の橋手前のゆるい右カーブ。
左手にジャスコ系列のお店があるポイント。
あそこも車線が非常に狭くなるうえに路肩に大きな段差がある。
針の穴に糸を通す位の集中力で、そのポイントに向かう。

が、私の前の前で落車が発生。CAUTION!!
最大限のブレーキコントロールをしながらなんとか倒れないように軽く後輪をスライドさせながら突っ込む。
ブレーキの引きしろを大きくとらないと、この咄嗟のコントロールは難しい。
そして、後ろからも突っ込まれる。
完全に停止してしまったが、幸い地球とお友達にはならずに済んだ。
走りだすと、後ろブレーキがかかっている。
車輪かブレーキ本体がずれたのだろう。走りながら左手でグイッとブレーキを調整する。
慌てずに、冷静に脚を使わないように追走集団にベタ付き。

海洋博の登りで無事に復帰。K沼さんも無事に集団で登っている。
後輪を見てもらい、フレ・タイヤに異常がないかを確認してもらう。
無事を確認し、心底ホッとする。

右側が空いたので勢いで集団の先頭まで上がり、その先の下りも先頭で下る。
ここからは、なるべく先頭をキープし50番手より下がらないように心がける。
もちろん、脚は絶対に使わない。ダメ、絶対。

流石に先頭集団は快適(後方と比べて)で、落車はほとんど無い。
しかし、高い緊張感は1回目の与那まで続く。

今年は昨年のような58号線での強烈な北風も無く、集団は比較的安定している。
なるべく実業団レースで上位に入る方や沖縄で上位に入る方を見つけては、そばにいるように心がけた。ストーカーっぽいなって思いつつ。

与那の坂が近づくと、流石にスピードも上がる。皆、先頭で坂に突入したいのだから仕様がない。
1回目の与那には、比較的前の方で入れた。周りの 無事で良かったねぇ 的な空気も感じつつ、上がるペースに集中力を途切らせないように。
人数も多いし、序盤は勾配も緩いので突入スピードは速い。
明らかに集団走行の恩恵を感じつつ、勾配がキツくなると一気にペースも落ちる。
今年は例年片側通行の工事区間が無いことも試走で確認済み。
そこまで慌てずにじっくり集団前方へ上がる。

与那の坂は、一度登って下るというポイントが序盤と終盤にそれぞれ2箇所ほどある。
そこで上手く脚を休めること(脚を使わずにペースUPすること)が出来る。
序盤の最初のポイントでその勢いで図らずともペースUPになった。
ノーマークだから、誰あれ?的な感じ。ヨシヨシ。
1回目の与那は、白いジャージの方が積極的にペースを作っていた。
集団は黙ってそのペースについていく。
タイムは17分台だったので、まぁまぁ速い。終盤手間で少しきつくなったけど、問題ないレベル。

2015   1回目与那の坂 17分36秒 平均速度 24.8km/h 平均出力 294W 平均ケイデンス92rpm 

昨年のデータを見直すと、ほぼ同タイムでした。平均出力もほぼ同じ。

そのまま登り切り、下りへ。
今年は完全にドライ。2車線をフルに使える与那の下りはノーブレーキで行ける。
しかし、前走者とのリズムが違う。GOKISOホイールがここぞとばかりに本領発揮している。
単純に速い。確実に優位性を感じる。しかし、前の人とリズムが違う。
ブレーキかけたくないのにかけないといけなくなる。リズム狂う、私のラインも狂う。
ちゃんと付く人を選ばなくてはと感じるとともに、上手くオーバーテイクするスキルが無いことも感じる。
そして、補給所へ。補給所のボランティアの皆様、本当にありがとうございます!
無事にスポーツを確保。

今年はボトルの色を水とスポーツで変えていた。これが大変分かりやすい。
そして、スポーツも適度な濃さ。
そう言えば、今年はかなり暑かった(レース中の最高気温32℃)にも関わらず、道端に痙攣で倒れている地獄絵図がかなり少なかった。
それは、補給所のドリンクが非常にしっかりしていたおかげだと思う。
本当に感謝。

補給所の時点で集団はざっと40人(と、なるしまフレンドの小畑選手が仰っていた。)しかし、逃げていた先頭集団をあっさりと吸収したこともありペースも落ち着く。
落ち着いている内に、後ろからプラスして20人?位の集団が合流。
昨年と似ているような展開に。

北部の下り基調のアップダウンも脚を使わないように。
北部時点での平均出力も、昨年のレース全体の平均出力よりも30Wほど低い。
下りなので、GOKISOホイールの性能を遺憾なく発揮し、脚を残すことが出来る。
奥の登りも無理せず自分のペースにて。

58号線の平坦も無理なく。北風がそこまで強くないけれど、基本北風。
途中、なるしまフレンドの倉林選手と奈良選手が飛び出す。
先頭交代をしていると、小畑さんが絶妙なタイミングでローテーションをブロックする。
流石、JPTで走っているチーム。後ろから見てて、とても興味深く面白い。
その後の、『あの2人登れないから、こんなことしてても意味ないよなぁ』というボヤキコメントとともに止めたのがまた笑いを誘う。
先頭との差は30秒から1分まで開いたはず。あまり覚えてなく。

そして、遂に2回目の与那。
まずは確実に昨年の自分を越える。そして、それを越えれば本当のレースが見れる。
登る前に、やるぞ とつぶやき深呼吸。

2回目の与那は、白石選手が序盤からアタック気味にハイペースを作る。
2回目でこのペースはちょっとキツイ。
朝日峠で自己ベスト105.7W/kgを出した時を思い出して耐える。それよりかは楽。
だから耐えれた。

下りも問題なく着いて行き、補給所の時点で多分15名位に。
補給所では少し欲張ってボトルを3本受け取る。1本は背中に。
モタモタしていると、補給所後の登り返しで少し先頭と間が空く。

ここで完全に油断していた。2回目を越えることができてホッとしていたのかもしれない。

スピードの乗る安波への下りでもその差を詰めることが出来ず、
安波の登り返しでその差のまま千切れてしまった。
ただ、一緒に下った白石選手は普通に前方グループにジョイント。私に完全に脚が無かっただけ。

出力も一気に降下。300Wも出ない。やはり2本目の登りから全く回復できていない。
ここで先頭の6人から完全に遅れてしまった。
この差が、本当の先頭集団の選手との差。

同じタイミングで遅れたCBの高橋選手や内房レーシングの根本選手らと安波の坂を越える。
そのまま高江に向けて進む内に、後ろからと前から降ってきた選手が合流し一桁順位争いの第2集団が作られる。
安波のダメージが抜け切らない自分は、こまめにローテーションをスキップさせていただきつつ回復に努める。
この間が本当にきつく、申し訳なかった。

精神的にも、先頭からあっけなく遅れてしまったことでかなり弱気になってしまっていた。
キツさに拍車をかける。
しかし、優しい集団の皆様のおかげで少しずつ力が戻りつつあるのを感じる。
 千切れた後もこのキツさなのだから、先頭はもっと凄いのだろうな等と考えながら我慢我慢。

登りや下りで極端なペースアップも無く淡々と距離を消化していく。
最低でも後ろからの集団には追いつかれたくない。そしてあわよくば先頭からこぼれた選手を飲み込めれば。
そんな心境。
そしてこの集団から遅れたら、多分大崩れしてしまう。
1つでも良い順位を持って帰る。そして、次の慶佐次の補給所で早く水を被ってスポーツをたくさん飲みたい。それだけが支えだった。

やっと来た慶佐次の補給所。脱水気味。かなり欲張って取る。
2本、スポーツ3本の計5本。
補給所でそのまま水を被る。ボトルケージの2本を入れ替える。そして残りは背中のポケットに。
空になったボトルは、なるべく人が居るトコロに投げるようにした。
もちろん、ゴミも出さないように。レース中のゴミとボトルは毎年凄い量なのだ。
少しでもその回収が楽になるように。

しかし背中に最大2本のボトルは流石に重たかった。一人アシスト状態。
本当に暑さがヤバイ。生死に関わる。
でも、集団の皆さんは背中に入れてなかった。凄すぎる。喉、乾かないのだろうか。

そんなこんなで、慶佐次を下ってからの新コースへ。ここからのアップダウンがさらにキツイ。
もう、皆さんも我慢の様子。千切ろうとか極端なペースアップも無く、各自自分のペースで登る。
ここで千切れたら仕様がないねー。という雰囲気。
キツイ。そして暑い。我慢する。
下りがくると、本当に嬉しい。心から嬉しかった。
そして、登り返しが来た時の憂鬱さは凄かった。

でも、ここまで来るともう坂も数えるほどしか無い。
後ろから追いつかれる心配も、殆どなくなっていた。
この集団の先頭をとれば、シングルリザルトだということを改めて意識する。

そして、最後の長い坂 羽地ダムへの登り。
特にお世話になった奈良選手が一人ゆっくり飛び出す。
キツイ!ただそれだけ。次第に遅れ始める。。
でも、この羽地ダムの先には、沖縄の皆さんが応援でいるはず。
それまでは千切れたくないし、ちょっとでもいいところを見せたい。
そう思うと、少し踏ん張れた。ギリギリその距離を保つ。

トンネルに入る。あまりのキツさに目を閉じる時間が長くなる。暗くなる。。。
これがブラックアウトか。。。。
ただ目を閉じているだけだなと冷静になる。
そんなことを考えれるならば、もっと回せるはずだと頑張る。

トンネルを抜ける。そしてさらに登りが現れる。コースを知っているから心は折れない。
そして、懐かしい沖縄のみんながいる。力が出る。
大変お世話になった方が水のボトルを渡してくれた。もう、大丈夫。
そこの登りで命からがら優しい皆さんに追いついた。

そして、58号線へ。残ったのは、一桁順位争いの9人。
少し牽制も始まる。
通称ジャスコの坂で、岩島選手がほんの少しペースを上げる。恐る恐る私もついていく。
脚は攣る様子も無い。でも、ここでさらに動く自信も無い。

下りに入ってさらに牽制。
そうするとバイクの方が、前方を指差して前に集団という。
一気に集団のテンションが上がる(笑)

でも、ペースが上がって近づくと、なんだか別のカテゴリーっぽい。
(´・ω・`)ショボーンという雰囲気も流れつつ、
やっぱりスプリントに向けた意識が始まる。

内房レーシングの根本選手がペースを上げるようにアタックをかける。
脚は攣らずに対応できる。
大丈夫、スプリント出来そうな感触。

そして、ホームストレート。

国道2車線を封鎖してのゴールスプリント。
本当に贅沢だ。このゴールもツール・ド・おきなわの醍醐味と言っても良いと思う。
残り何mだっただろうか。我慢できずに早駆けをしてしまった。
脚が持たずに次々と抜かされてのゴール。

14位。

完走証をジジジーっと印刷してもらう時まで、正式なリザルトはわからなかったので、
なんだかテストを先生から返される心境と凄く似ていた。
もうちょっと冷静になれば、最後のスプリントももっと行けたはず。
本当にもったいなかった。

100点満点のテストで、
60点と70点の違い。
70点と80点の違い。
90点と100点の違い。
60点と100点の違い。

それぞれの違いをどのように捉えるかは、本当に人それぞれだと思う。
得意科目なのか、苦手科目なのか。
どの位勉強したのか、どの位の惜しいミスがあったのか。
そして、どんな目標を設定してそのテストを受けたのか。

今回の14位は本当にもったいなかった。
最後の1km。もっと冷静に我慢する必要があった。
終わってしまったことだからもう、変えることが出来ない。

変えることが出来るのは、1年後の沖縄に向けての今日から。

今年の沖縄で、上位6位までの選手との差のイメージが今まで以上に鮮明になった。
これまでは妄想に近かったから。
そして、どうすれば埋めることが出来るのか。
その対策もしっかりと考えることが出来た。差はかなり大きいが、多分大丈夫。

あとは、考えを実行して都度都度修正と改善を続けるだけ。


その実行と改善の積み重ねで、来年の沖縄をまた戦う。

応援いただいた全ての皆様。
毎年ツール・ド・おきなわを運営してくれる全ての皆様。
大会を支えてくれている地域住民の皆様、ボランティアの皆様。

そして、一緒に沖縄を楽しく戦ったチーム・フォルツァ!のみんな。

本当にありがとうございました。

引き続きよろしくお願いいたします。

BIKE SHOP FORZA 店長 新井康文

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