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2025年9月30日火曜日

2025 九十九里トライアスロン ミドル レースレポート 5時間46分06秒 総合85位

 


いつもありがとうございます。FORZAの新井です

初めてのトライアスロン。九十九里トライアスロンミドルに参加してきました

ちょうど3ヶ月前。6月25日から始めたトライアスロンの練習。
ロードばかり乗ってきたこの18年。
1km以上走れず25m以上泳げない40歳が頑張った3ヶ月の集大成というか、この夏の集大成となった本大会。
レースレポートです

2025年 九十九里トライアスロン ミドル
5時間46分06秒 完走
総合 85位 年代別 14位
スイム 430位😂 バイク 7位 ラン 165位

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まずは自身の計測データにて。(GARMIN Forerunner965)
事前の予報通りに海からの風が強く、風速5m〜6mほど。
天気は曇りのち晴れ。気温も上昇していき、バイク時の平均気温28℃からランでは平均31℃まで上昇。
起床時の体重は64kg。練習量を落としていたことと、カーボローディングで一時的に体重は増加傾向に。
当日は3時起床。5時間半ほどの睡眠は確保。それでも緊張感からかHRV40と低め。
4時に風間さんとお店を出発し九十九里へ。6時前には余裕を持って現地入りでした。

スイム 430位 1.9km 47分53秒  2:38秒/100m 

機材 ウェットスーツ HUUB Agilis II 3:5

最低限の目標だった完走。その最大の課題というか懸念点だったのがスイム。
元々クロールで25m泳ぐのがギリギリという状態だった3ヶ月前。
タップスイミングスクールに入会して基礎から教えてもらい、うまくできていなかった息継ぎを習得。
洞峰公園の50mプールも併用しながらできる限り毎日泳ぐようにしていました。
少しずつ身体つきも変化し、OWSも行ったり着実に泳力が上がっていくのを実感しつつも、HUUBウェットスーツの安心感があるとはいえ、自然の中を大人数でレースとして泳ぐのは練習とは別物。
見えない不安はスタートする直前まで消えないまま号砲を迎えることに。

ミドル最終WAVEスタートということもあり、人数も少なめ。
とはいえ、すぐ近くに人がいるのもなかなか泳ぎにくい。
後方に位置して周りに人がいないスペースを確保し、平泳ぎで視界も確保しつつまずは慣れるまで様子を見ながら進むことに。
この日の満潮時刻はスタート前の8時前後。まだ潮に押される流れがあるのか海水ゾーンも多く浮力はまさしく海のそれ。

しかし平泳ぎも続けるとかなり辛い。しかも折り返しのブイは遥か彼方。
途中、ライフセーバーさんに休憩させてくださいと声をかけ浮きをもらい、30秒ほどの休憩を何度か挟みつつ、平泳ぎにたまにクロールを織り交ぜて、少しずつ少しずつ距離を伸ばしていく。
途中、水温・浮力共に下がるポイントがあり汽水域に入ったのを感じる。
やっと折り返しのブイに到着。気持ち的にも随分楽になってきた。
クロールの割合を増やし、スピードを上げていく。

浮いた木(結構太い)や漁具であろう網の切れ端、ペットボトルなどにぶつかりながら、見覚えのある手が高く上がる風間さんのクロールを目印に進み、追いつく。
知ってる仲間がいると本当に心強い。
一緒に仲良くスイムアップ。タイムは47分53秒。

序盤はほぼ平泳ぎで休憩も多かったことを考えると、潮と川の流れのタイミングにとても助けられた感が強い。
3ヶ月一番頑張ったスイムの練習の成果が出せたかと言うとかなり悔しさが残るが、溺れずにまずは完泳できたこと。そして次の競技に進むことができたこと。
まずはコレで良しとし、ながーーーーいトランジッションを小走りで急ぐ。
カーペット下の石がかなり痛い。

バイク 7位 90km 2時間30分50秒 平均35.7km/h・190W・157bpm

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そして一番得意なバイクパートへ。
機材としては、こちらの記事で紹介しているCervelo PとFAST TTをベースに
ホイールをよりエアロに更新。

渡良瀬遊水地で色々とデータをとりつつ
フロントホイール CADEX 4-SPOKE、リアホイール CADEX MAX AERO DISCを予定していましたが、当日の朝 現地で感じた海からの風の強さを考慮し、リアもCADEX 4-SPOKEに変更。
結果的には横風というよりも、はっきり向かい風と追い風に別れた印象だったので、思い切ってリアディスクでも良かったかなと。
ヘルメットはLIMAL Alien Mサイズ。涼しさと軽さを両立したエアロヘルメットでとても被りやすい。
トライスーツは HUUB Anemoi 2 Plus22 Lサイズをセレクト。
エアロモデルということで、フィット感が素晴らしいのはもちろんだけど、一番感動したのはパッド。

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普通のトライスーツはランに備えて薄いパッドを採用することも多いのですが、Anemoi2は坐骨をサポートする箇所だけでなくTTポジションで圧迫感が増えるデリケートゾーンにも厚手のパッドを配置しています。
厚みとしては、通常のロード用パンツよりも厚いくらい。しかし面積は小さく局所的なのでランでも気にならずに快適。
このパッドだとトライアスロンだけでなく、タイムトライアルでもオススメです。

バイクパートの目標は平均200W〜210Wで平均速度38km/hでしたが、強い風で出力値にフォーカスしてスタート。
ミドルのエントリーリストは657人。最終WAVEスタートでスイムアップもほぼ後方。私の前には600人近いライダーが走ってることに。
とにかく抜いていく。
アドレナリンが出ているのか、FTPの250W(3.9W/kg)が出ていても体感的に非常に楽。
しかし続かないのは分かっているので、ペースを210W〜220Wに抑えていく。
コースとしては九十九里有料道路を内陸部に入るルートを含む2周回の90km。
内陸部はそこまで風の影響は感じなかったが、海岸線は行きが向かい風、帰りが追い風と完全に別れる。
ロードのアップダウンを走る時のコツと一緒で
向かい風(登り)で踏みすぎないこと、追い風(平地と下り)でスピードに乗せることがセオリー。
コース上にはオリンピックディスタンスの選手達もいるので、とにかく安全第一でひたすら抜いていく。
1周目の平均出力が確か213Wほど。目標はクリア。しかし、調子に乗った1周目のツケを2周目、そしてランで払っていくことに。。。

2周目に入ると、さらに風が強くなっているのを感じる。皆さんも向かい風でかなり苦しんでいるご様子。
特にTTバイクではないロードバイクの方はかなりきつそうだった。
キツイのは私も一緒で、目標の出力を維持するのが厳しくなってきていた。
補給は、素のポカリを650mlボトルに1本、そして1Lのロングボトルにスピードジェル5本をポカリに溶かしたエナジードリンク+ グランフォンドジェルを4個全て摂取。
ハンガーノック感はなく、単純に練習不足が露呈した形。
どうしても、スイムとランの練習に時間と負荷を割く必要がありバイクの練習が詰めきれていなかった。
できることは、ランに備えて出力を抑えつつ最大限のエアロで速度をキープすること。
途中、ダンシングなども織り交ぜ身体をほぐしたり使う筋肉を変えたりして耐えに耐えてフィニッシュ。

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バイクパート、2時間半の心拍ゾーン。ロード乗りのトライアスロンあるある、頑張り過ぎた感。

ラン 165位 21.3km 2時間10分8秒 6:06/km 平均心拍148bpm

機材 トライスーツ HUUB Anemoi 2 Plus22
   ASICS MAGIC SPEED 4

そして、ランへ。ハーフマラソン。
1週間前にサラ脚で初めて21kmを走ってはいましたが、スイム・バイクをこなしてからのロングランは初めて。
その時の記録が2時間5分(5:57/km)だったことを考えると、目標としては2時間切れたら上出来。
バイクで調子に乗りすぎた感を認識しつつ、若干フワフワしながらスタート。
コースは事前にしっかりチェックできておらず、誘導と他のランナーにお任せ状態。これが後半、精神的にかなり追い込まれることに😇

最初は有料道路の2車線を長くとった周回を2周。マラソン大会にも参加したことないので、たくさんの人が走ってる光景とその中を一緒に走るのも凄く新鮮。
周回なのですれ違うのですが、一緒にスイム練習をした皆さんとハイタッチして応援しあうのが最高に元気が出て嬉しい。

ペースとしては1km5:20台を維持。しかしそれでも追い抜き続けたバイクと違い、ランでは追い抜かれ続けることに。
上がってきた気温で、エイドステーションではしっかり掛け水とアミノバイタルドリンクを摂取していく。
うっかりグランフォンドジェルをトランジッションに忘れてしまうが、アミノバイタルゼリーも配布されておりかなり助かった。

10kmが近づいてくると、次第に脚が痛くなってくる。ここから少しずつペースダウン、1km6:00台に入ってくる。
そして周回を終えての後半戦。ここからが本当に長かった。。。

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フィニッシュ地点を横目に通り過ぎ、駐車場エリアも過ぎてT字エリアへ。
最初に右側へ。比較的早く折り返し進んでいく。
T字に入る特に左側があることも確認できていたので、無意識のうちに同じくらいかちょっと長いくらいかなぁと思っていた。いや、願っていた。
完全なる先入観と予習不足。
残り距離とフィニッシュエリアまでの距離感を考えればまだまだ続くと分かるものだけど、脚の痛みで考えたくなかった。

ペースダウンしていることもあり、進んでも進んでも折り返しがこない錯覚に陥ってくる。
果てしなく続く、カラーコーン。い、一体どこまで。。。。
あまりの絶望感にさらにペースは落ち、6分後半。泣きそう。
なんとか歩かない意地のようなものだけが脚を支えていた。

そして見えてくるエイドステーションのテント。希望の折り返しだ。。。
掛け水で脚を冷やし、やや飲み飽きてきたアミノバイタルドリンクをありがたくいただく。
今度はこの長い 左T字を戻らねばならない。
しかし終わりが多少分かっている今、精神的には少し楽になっていた。

脚の痛みは局所的というよりももう全体。少し走り方(脚の上げ方)を変えてみると、ちょっとペースを戻すことができた。
とはいえ、長続きはしないので引きずるように少しずつ距離を削っていく。

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最後1km位のところにあるエイドステーションはスキップ。
ラスト200mだけペースを戻して、なんとかフィニッシュ。
感動と込み上げてくるものを感じつつ、キツすぎたランを終えることができた安堵感のほうが勝ったフィニッシュでした。
でも、なんというんでしょうかあのゴールエリアに到達した時の高揚感というか多幸感。
自分の名前をコールしてもらってゴールできるのは本当に素晴らしいなと。
今まで経験したフィニッシュの中でも一際特別なものになりました。

総括と次の目標

一番の目標は完走。そしてあわよくば5時間半切りを目標にしていました。
ただ、スイム次第では完走すら危ぶまれていたので、5時間半はひっそりと心に決めて3ヶ月のトレーニングを続けてきました。
結果的に完走はできましたが、もう一歩及ばず。スイム、バイク、ランとそれぞれで大きな課題が残りました。
課題=伸びしろ。
特にスイムとランはまだまだ大きく短縮できるはず。
バイクについても、フィジカルを元に戻してエアロの改善を行えば、タイムを上げつつランに向けた温存もできるはず。
はず。はず。できることはまだまだいっぱい。

ミドルを完走できれば、次はロングも。
なんてレース前には考えてたりしましたが、実際にミドルを完走してみると今の実力と経験だと次ではなくもうちょっと先。
しかしそう遠くないその先に、ロングディスタンスにチャレンジしたいなと。
そして、来年の九十九里ミドルでは総合成績 上位にチャレンジを。

最後に

感謝。心からの感謝です。
大会を開催してくださった関係者の皆様とボランティアの皆様。
先日富士トライアスロンのメカニックとしてちょっとだけ裏方を見させて頂いたこともあり、トライアスロンではたくさんの方々が携わっていることを改めて知ることができました。

そして、このチャレンジの機会を与えてくれた代表、トライアスロンの先輩でもあり たくさんのアドバイスをしてくださった東さん、一緒に初心者として九十九里トライアスロンに挑戦した風間さん、最高のウェットスーツを提案・フィッティングしてくれたスタイルバイクの森田さん、タップスイミングスクールの皆さん、OWSやスイム練習、ロード練習会でご一緒してきた皆さん、いつも練習日記やストラバをチェックして応援頂いた全ての皆様。
そして、支えてくれている家族。
本当にあげればあげるほどという感じなのですが、心からの感謝を。
ありがとうございました!

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ようやくトライアスリートとして一歩を踏み出すことができた最高に楽しかった3ヶ月、そして素晴らしい大会となりました。
少しだけ休養して、また一歩一歩を積み重ねていきます

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読んでいただきありがとうございました
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