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2015年5月26日火曜日

お待たせいたしました!2015春の王滝レースレポートです!

 
こんにちは。FORZAの風間です。春の王滝クロスMTB100km無事完走いたしました。
いやぁ春。キツイです。。。本当辛くて泣きそうになりました。。。
それでも無事完走。タイムは6時間8分。昨年秋より30分ほど遅くなりましたが、
冬眠明けの私としては予想通りのタイムであります。
皆怪我無く走り終えることが出来て本当に良かったです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、ここでブログを綴っていて一つ気になることがあります。
これまで、私のゴール写真は過去誰にも撮られたことはありませんでした。
ブログで私の姿が映ることも少なかったのです。

それは私の栄光の歴史とも言えます。一緒に参加したお客様には一度も負けていないという。
ショップ店員である以上、お客様にはカッコイイ背中を見せ続ける義務があるのです。
私はそれを毎年実行し続けてきました。風間君本番はやることやるよな~的な。

しかし、その風間の絶対王政に疑問を投げかける男がいたのです。
この二年間。光の化身である風間の日影でひたすら苦渋をのまされてきた男 Shadow氏。
なぜシャドウというFF6的な名前がついたかは、過去のブログを参考にしてください。

◆2013王滝 Shadow爆誕 ~挨拶はうぃ~っす~
http://www.forza.jp/2013/09/sdamtb100km.html
◆2014王滝 Shadow轟沈 ~敗因はマナオのイビキ~
http://www.forza.jp/2014/09/2014sda100.html

驚いたことに、このシャドウというニックネーム、
響きがカッコイイので、本人にも比較的好評だったりします。

さて、この春の王滝に参加するきっかけとなったのがこのShadow氏。
秋の悔しい結果に「こんな屈辱の日々には耐えられ無い!俺が皆の光になる!!」
確かそんな事を言っていた気がします。
そんなこんなで、絶対王者である私もこの春の王滝に初参加することに。

今回絶対王者である私は一抹の不安を抱えていました。
あれだけ毎週走りに来ていたShadow氏が週末のMTBライドに姿を表さないのです。
仲良しのSさんに聞いたところ、
「あいつは毎週加波山で一人で練習してるよ。」

( ゚д゚)!

いやいいやいや、そんな、そこまでしなくたっていいじゃないですか~。
コソ練どころかシャド練ですよ。それ。

練習の内容はというと。。。およそ500m程の標高のきのこ山の林道6kmを、
ひたすら登っては降りてを繰り返す、Shadow氏考案のエレベーター練。
6,7本走るらしい。7本走れば距離は85km。
獲得標高も3500m近く。王滝の獲得標高は2500程だから。。。
エレベーター練の方がよっぽど大変ということになります。
絶対王者に挑むには相応の。。。十分すぎるトレーニングといえるでしょう。

それでも、私は自分のポテンシャルを信じていたのです
。。。あの時までは。。。それでは、春の王滝を振り返っていきましょう。

5/23日 早朝5時
BIKE SHOP FORZAに今回の王滝参加者が集まってきます。
王滝村まではおよそ5時間。渋滞を避け、北回りで王滝村を目指します。

MTBはロード組みたいなグルメ要素が少ない!との声に、今回は事前にリサーチ。
お昼ごはんは伊那谷名物のソースカツ丼。「たけだ」さんへ。
カツの厚みが2cm以上もあって王滝前のカロリー摂取にはもってこいです。
この溢れだす肉汁が、私をいっそう強くします。
カツ丼でお腹を満たした我々は、とうとう王滝村に到着。
受付を済ませた後は、皆で慰霊台にお線香をあげさせていただきました。
奥にはまだ白い噴煙をあげる御嶽山の姿が。
御嶽山の噴火から半年、地元の皆様、主催者様には大変な努力があったことと思います。
またこの場所で走れることに心から感謝です。
旅館にチェックインし、前日試走に出た我々。結構寒いのかな~なんて思っていたのですが、
気持ちのよい快晴で、半袖ジャージで十分。レース当日は昼から天気が悪いとのことですが、
6時間を切るつもりでいる私にはあまり関係ないことですね。
本当に自然豊かな、自然ばっかりだけど、静かで本当に気持ちの良い場所です。王滝村。
まさに秘境の村といった感じ。今年は秋にもお邪魔します。
で、翌日は早朝3時起きということで、軽く走った後、オフロに入って早々に夕ごはん。
お腹の中のソースカツ丼は見事に消え、ご飯日本昔ばなし盛りで2杯。ごちそうさまでした。
「みはらし」という名前の窓の無い部屋に泊まったY沢様、S野様含め、8時には皆就寝です。
早朝4時30分。今回も無事に前から50番くらいの位置をゲット。
このポジションを獲得するために、3時30分から並ぶのです。
レース5分前。皆の健闘と無事を願い、レースに望みます。
ここからは例年通りですが、レポート風にて失礼致します。
~~~~~~
5/24朝6:00
いよいよレースの始まりだ。今回も私は勝てるのだろうか。最強の敵、Shadowに。
レース前Shadowの横に並ぶと明らかなボディラインの差に愕然とする。
Shadowと脂肪。そう、これは言葉遊びだ。

レース直前、別宿に宿泊していたM子さんと合流する。
M子さんも侮れないライダーである。
「なんか12時ころから雨みたいですね~。降られたくないな~」
と、お決まりの爽やかな笑顔で私に微笑をくれるM子さん。
「私は12時前にはゴールするんで、雨にふられるのはM子さんだけでしょうけどね」
そんな私の汚い挑発にも「負けないですよ!キラッ」と眩しい笑顔を返してくれる。
何?同い年なのにこの圧倒的な爽やかさ。。。
しかし、レースとは残酷なものである。いかに爽やかさや、スタイリッシュさで負けていようと、
先にゴールしたものが勝者なのだ。ゴールしたほうが爽やかと言い換えてもいい。

宿敵Shadowを倒し、FreshことM子さんから爽やかポジションを奪うべく、
号砲とともにペダルを踏み進める。
最初の5.6km程はパレード走行で、先導車を先頭に舗装路を走って行く。
100kmの山道を走る過酷なレースSDA王滝、春と秋ではコースは真逆になる。
秋のゴールラインに入ると先導車が離れ、いよいよ本番だ。

昨年はダートに入った直後、いきなりShadowにブッチギラれた私だが、
今回のShadowは酷く冷静だった。静かに、淡々とダートを上がっていくShadow、
それに追随するようにFreshも軽快に走る。私の後ろには今回初参加のM角さん。
M角さんはあの有名なアバラ階段骨折事件から、今年見事にカムバックを果たした。
S-WORKS EPIC 29が今の彼の相棒だ。
オフロードを100kmも走破しなくてはならない過酷なSDA王滝において、
S-WORKS EPIC29はベストな機材選択だ。今回のコースコンディションはハードだったので、
フルサスペンションという選択はベスト。お買い上げ本当にありがとうございます。

もちろん、M角さんはこれだけの大人数で林道を登る経験等初めて。
私は先輩風を吹かせようと、無理に抜かそうとしないで、
バラけるまで淡々と走ってくださいと、振り返ってそう声をかけようとしたその時。

ガコン!何かがハンドルに絡みつく!!これは。。。隣のライダーさんのハンドルだ!!
ハンドルが当たること等は茶飯事なので、特別焦ったりはしないが、
昨年もそういえば。。。こんなことがあった。。。気がする。。。K波さんすみません。。。
とりあえず、隣のライダーさんに、ごめんなさいと声をかけ、再び走り始めようと顔を上げる。


。。。あれ?Shadowがいない。。。??Freshもいない。。。これは。。。まさか。。。

これが今回の王滝で後世に語り継がれていくであろう、
Shadow七計略の一つマナオ包囲網である

二人はこの機会を密かに伺っていたのだ。私が目を離した隙に、
二人でペースアップを計ったのだ。なんと卑劣な。。。

と、私が被害妄想で頭をいっぱいにしていると、集団もいよいよバラけてきた。
上位を狙う選手はどんどんペースを上げていく。私は相変わらずのマイペース走法。
王滝は長い。5時間、6時間走るのだ、無理は禁物。
春のコースレイアウトは35kmの第一CPまでに二回の大きな登りがある。
それぞれ500m程のUP。一気にコース最高標高付近まで上り詰める。
秋も一気に登るのだけれど、普段ゴールをするコースを登って行くというのは、
なんというか。。。しんどい。。。うろ覚えではあるが、なんとなく後どれくらい登るか。
どれくらいの斜度か。。。想像をすると、気が滅入ってくる。
しばらく登って行くと、そんな気持ちを吹き飛ばすような絶景が目に飛び込んでくる。
白い噴煙を上げる御嶽山。レースをしながらこの絶景を楽しめるのもSDA王滝の魅力の一つ。
そうこうしているうちに第一CPにたどり着く。
ここには浅はかな計略で私を欺いたShadow&Freshの二人が。。。

いない。。。

そうか、第一CPをパスしたんだ!私も水分に余裕があったので、
第一CPをパスして走り続ける。第一CPから第二CPまではおよそ30km。
最高地点からのダウンヒルを楽しんだ後、アップダウンをこなしながら進んでいく。
私は全く目に入らなかったのだが、まだまだ日影には雪が残っていたらしい。
秋と同じくダム湖の周りをグルっと走る平坦区間。
一番踏まなければいけないセクション。
今回はここで前を走っていた5、6人のパックを見つけ、
後方からだいぶ足を使ってにジョイント。。。した瞬間にパックが崩壊し、私の心も崩壊した。
ここはかなり要注意区間だ。
それにしても、ShadowとFreshはどこを走っているのだろう。もう追いついてもよいはず。
もしかして、実は第一CPで二人が休憩していたところをブッチギッてきたのかな?
うん。多分そう。絶対そう。私はこの瞬間ようやくトップに踊り出ることが出来たのだ。
雄大な御嶽山が私に力をくれる。誰かを追わなくて良いというのが、
これほど気が楽なものだとは。Shadow&Freshも私の底力に驚きを隠せないはずだ。
しかし、競ってはいるが、皆同じチームの仲間だ。
皆の無事を御嶽山に祈り、私はペダルを踏み込む。ゴールで二人を暖かく迎えよう。
さっきから使用しているレース中の写真は、あるライダーから提供されたものなのだが、
レース中にはコース脇でこんな光景を目にすることがたくさんある。
鋭い石でタイヤをカットしてしまうサイドカットパンクが多いのだ。
私は、お客様にはサイドのプロテクション機能の強いタイヤの使用を強く勧めている。
重量増や、タイヤのしなやかさは多少失われるデメリットがあるが、
幸い当店の王滝出場者のパンク率はかなり低い。
私は29ライダーには、コンチネンタルのレースキング2,2をおすすめしている。
グリップはあまり良くないので、個人的には2,3くらいあると嬉しいのだが、
このタイヤを履いていると、パンクする気がしない。
もちろん、もう少しノブが高くグリップの良いX KINGというラインナップもあるので、
ライダーの好みで使い分けて頂いている。

今回ハっとさせられたのが、あるライダーがチューブ交換に手間取ったという話。
やり方も知っているし、やっこともある。ただ、実際に自分で交換をしたのは1年前。。。
いざというときに手間取ってしまうと、手痛いタイムロスにつながってしまう。
当店では、毎週日曜日にチューブ交換教室を開催しているので、その点も安心だ。
スタッフGOTOが時に優しく、時に。。。優しく、完璧になるまでレクチャーしてくれる。
王滝に向けて実戦経験を積みたい方にもオススメ。

さて、レースに戻ろう。ここからは諸事情により、
提供者Yさんからの写真データが途切れてしまったので、参考画像も無いのが心苦しいが、
後半戦はまさに地獄だった。。。FORZA内トップをひた走るマナオ。
そして、それを追うShadow&Fresh。今回も並々ならぬ気合で望むY田パパ。
チューブの交換に手間取るY沢さん。初参加のM角さん、S野さんにA野さん。
皆S-WORKSオーナーというのは後で気づいたこと。
今回参加する予定だったT樫さん、I川さんもSW EPIC。皆様、本当にありがとうございます。

後半戦の山場は65km地点からのガレ場の登り。普段なら楽しむ余裕もあるのだが、
70km近くも走ってきて、足も限界が近い。他のライダーも一緒で、
6時間を切るような、経験のあるライダーでさえ、ところどころ押して上がっている。
私は意地でも押して歩かない。自転車を降りてしまったらそこで気持ちが切れてしまいそうだから。
大きめの石に後輪を取られるたびに、泣きそうになる。辛い。。。
やっとの思いで一番の難所をクリアすると、長い下り。
もうこの頃には、下りも楽しむどころではなく、必死に体をほぐす時間にあてる。
手もしびれるし、腰は痛いし、おしりも痛いし、足は攣りそう。。。
でも後1本登ったら後は下るだけだ。ようやくこの長い戦いにも幕が引ける。。。

そう思い、最後の登りに入るための急カーブを抜ける。
すると、目の前に延々と続く1本の上り坂が見える。思わず笑ってしまう。マジかYO。
コースレイアウトに目を通した時になんか最後に急な坂があるな~と思っていたのを思い出す。
壁だ。斜度はどれくらいだろう。15~20%くらい?1km以上はあるように見える。
その瞬間後ろから「うぃ~っす!」という幻聴が聞こえてくる。
うぃ~っす!については過去のブログを参照して欲しい。

まずい!彼が!Shadowが迫ってきている!!
私は必死にもがいた。シャドウが、斜度が緩む。道が下り始める。。。。
そして。。。ゴールが見えた!!
その時私は幻影を見たのだ。Shadowが私のGOALシーンを撮影してくれている。
Freshが私に冷えた水を手渡してくれる。
あぁ誰かに迎えてもらえるゴールって、なんて素敵なんだろう。。。

2015年5月24日 SDA王滝クロスマウンテンバイク 100km 6時間6分28秒 総合76位

私の春の王滝が終わった。そして、Shadowとの長い戦いにも終止符が打たれた。
Freshとの同年代対決にも決着がついた。そう、私は負けたのだ。
第一CPで見た二人の姿は、あれは何だったんだろう。今となってはそれを知る術はない。。。
~~~~~~~~~~~
ということで、春の王滝も無事に走り終えることが出来て一安心。
ここからはご参加いただいたお客様の紹介を。
FORZA内で堂々の1位を飾ったのはShadowことS山さん。
今回ゴールシーンを撮影することは出来ませんでいたが、
たゆまぬ努力と、S-WORKS EPICという最強コンビがこのハードなコースで、
5:39という驚異的なタイムを叩き出しました。
昨年の秋のリベンジを見事果たしました。私に。。。
心からおめでとうございます。秋は一緒に5時間切りを目指しましょうね!
次は負けません!。。。よ?。。。多分。。。
FORZA第二位はFreshことM子さん。爽やかはFreshとは少し意味合いが違いますが、
なんとなく呼びやすいので、これからはFreshという呼び名が定着しそう。
完走タイムは6:06。私とは。。。二分差。。。く。。。悔しい。。。
今年の秋も楽しいバトルが繰り広げられそうです。
今回の敢闘賞はM角さん。初参加で7:45。
またMTBに戻ってきてくれたM角さん。GW後からの朝練も一緒に走ってくれたり、
今回の完走は自分のことのように嬉しいです。
M角さんの完走に刺激を受けるお客さんも多いはず。
皆様も一緒に秋は是非参加しましょう!
悔しさを隠せないY田パパ。今回SW EPICという相棒での初参加となりました。
完走タイムは8:47。悔しく思えるということ自体が素敵なことです。
今回の春のコース状況はは昨年の秋より格段に辛かったはずですから、
秋はバッチリタイムも縮むはず。また秋に向けて頑張りましょう!
当日の朝入りで当日帰りという、ある意味一番ハードだったA野様。
ゴールを迎えられて良かったです。秋は緒に連泊して、
ゆっくり王滝を楽しみましょう!お疲れ様でした。
それにしても良い顔です。
そして、今年もレースの模様を撮影してくれたY沢さん。。。
例年王滝1週間前から動き出す男として有名なY沢さん。
持ち前の生命力で、8時間を切るか切らないか。なかなかの好成績を残してきましたが、
今回は第二CP手前で痛恨のサイドカット。復旧に時間がかかり、
無念のリタイアとなってしまいました。本人が一番悔しそう。。。
次回は是非、事前の入念な準備で臨んでください!
いつもお写真のサポートを頂きありがとうございます!

そしてタイミング悪くお写真を取れなかったS野さん。
今回は事前に走りこめていなかったこともあって、タイムは7:29。
秋の王滝はFORZA上位陣と熱いバトルを繰り広げてくれることを願っております。
お疲れ様でした!

皆様、秋の王滝は9/20です。今回出場出来なかった方も、
参加してみたいけど二の足を踏んでいる方も、是非FORZAで一緒に王滝を走りましょう!
バイクの準備から、レースのアドバイスまで、
私風間が微力ながらお手伝いをさせていただきます。
王滝には数々のドラマが待っています。一緒にアドベンチャーに繰り出しましょう!

長々とお付き合い頂きありがとうございました。

BIKE SHOP FORZA 風間 智晴

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