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2014年9月9日火曜日

與那嶺恵理選手 世界選手権メカニックレポート TM01フォーク交換編

 いつもありがとうございます。FORZAの新井です。
MTB世界選手権も終わり、いよいよロード・TTの世界選手権が迫ってまいりました。
本日ノルウェーから帰国し、来週には決戦の地スペインに経つスケジュールです。
今週目一杯の時間を使用し、TTバイク・ロードバイク・スペアバイクの3台を仕上げてまいります。
昨日は、TM01のハンドル交換と整備を行いました。その様子をご紹介いたします。
TM01には本来専用のフォークが装備されています。
専用のブレーキ、専用のステムを組み合わせ、空力の向上・多彩なステムポジションのセレクトが可能となっています。
TT BIKEとしては、非常にセッティングの自由度が高いフレームです。
写真のように、専用ステムのクランプ・スペーサーを入れ替えることにより32通りのステムポジションを選ぶことが可能です。
恵理選手は、フレームサイズSサイズに乗っています。
本来、恵理選手のように小柄な女性ライダーにとっては、TT BIKEのセレクトは非常にシビアとなってきますが、
驚異的な脚の長さと柔軟性の高さによりそれが可能となっております。

これまでは、ステムポジション29をセレクトしてきました。Sサイズで一番低く、近いポジションです。
ですが、ハンドルポジションをもっと下げたい。というのが正直なところ。
ここからもっと下げるには、ステムクランプを自作するという方法がありますが、
見積もりをとってみたところ非常に高価。。。
BMCのザックさんにご相談すると、『TM02のフォークに交換しましょう!』とのアドバイスをいただき、この計画がスタートしたのでした。
フォーク交換の前に、バッテリーの交換を。
TM01は外装式バッテリーがシートチューブに格納されるモデルではありますが、
バッテリーの軽量化、充電の簡易化を図り、内蔵バッテリーに交換いたしました。
外装バッテリーから内蔵バッテリーに交換するだけで50g近い軽量化になります。
TT BIKEももちろんですが、ロードバイクでは特に行いたいアップグレードの一つです。
フレームが内装に対応されている方で、外装式をお使いの方はぜひ!ご検討いただきたいですね。
お見積りもお気軽にお申し付け頂けますと幸いです。
フォーク交換の前に、改めてポジションの確認・ハンドル落差の確認を行います。
ここでもBIKESettlingToolが大活躍いたします。もう無くてはならないTOOLのひとつとなっております。
フロントフォーク・リアエンド・BBセンターの3点で固定します。
こうすることで、目視ではどうしても毎回ズレてしまうサドル高やサドル後退幅等の計測を
確実に行うことが可能となっております。
特に、世界選手権の車検は非常に厳しく、事前にしっかりと合わせておく必要があります。
全日本選手権は、開催地の競技連盟によって厳しさはまちまちだとか。
特に厳しいのは、広島だそうです。
まずは、パットポジションの落差を測定します。専用ステムでは約10cm近い落差となっておりました。
次に、サドル先端orBBセンターからパットまでの距離を測定します。
測定を行ったパットの場所に印を付けておくのも忘れずに。
いよいよフロントフォークの交換です。まずは専用のフォークを取り外しします。
相変わらず、ガンダムチックなフロントフォークです。かっこいいぃぃ。。。
 取り外した後は、重量測定です。フォーク・ステム・ブレーキ込みの重量となります。
 次に交換するTM02用のフロントフォークの軽量です。
これは、コラムカット前の重量。カットしたコラムが44gですので、343gとなります。
ブレーキは、9000DURA-ACE。ナットワッシャー込みです。
ステムは、TIOGAのCNC X Boneの90mm 180gを使用しましたので、
合計 674gとなり、約173gの軽量化となりました。
組み付けました。
パットの落差は、TIOGAのCNC X Boneを使用することでパット落差を-2cm確保することができました。
ですが、同時にパットの距離も約-3cmとなりました。
ヘッドコーンを抜けば、あと5mm下げることも可能です。
普通の−17°のステムでは、TM01の純正フォークの方が低いポジションを実現することも分かり、改めて純正ステムの調整範囲の広さを感じた次第です。
ですが、さらに低くしたい。という時には、フロントフォーク交換が行い易い唯一の方法となります。
TM01で同様の悩みを抱えている方、どうぞお気軽にご相談いただけますと幸いです。

今日の風洞実験が楽しみです!
どうぞ引き続き、與那嶺恵理選手の応援をよろしくお願いいたします!

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