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2014年9月18日木曜日

2014 SDA王滝 クロスマウンテンバイク100㎞ レース報告です!

SDA 王滝 クロスマウンテンバイク100㎞参戦してきました!!
熱い走りを見せてくれた皆様、ありがとうございました!
今年の大滝にも数々のドラマが待ち受けておりました。
それでは、お写真とともに振り返っていきましょう。

9月14日 朝4時30分
BIKE SHOP FORZA駐車場に戦士たちが続々と集まります。
気合が入りすぎてエントリー引換券を忘れ自宅に取りに戻る戦士もいます。
去年、一昨年と、我々は中央道の悪魔に行く手を阻まれ、苦汁をなめる結果に。
今年は北関東自動車道からグルっと回りこむ作戦。
これが功を奏し、ほぼノンストップで王滝村までの道を快走します。
木曽福島で余裕のランチ。ゲンを担いで私はトンカツ。
木曽福島、初めて寄りましたが素敵な町並です。観光にもオススメです。
移動時間はおよそ6時間。王滝村の会場に到着!
やはりつくばに比べるとひんやりしますね。今年もここに帰ってきました。
エントリーを済ませ、翌日のレースに向けて皆で軽く流します。
大自然、澄んだ空気、最高に気持ちが良い!
この日は、夕ご飯を終え夜八時に就寝。翌日は気合の2:30起きです!
9月15日 レース当日。
朝2:30起床。起床して1分もしないうちにオニギリを貪るY沢氏に一同驚愕しながら、
準備を整えます。
3:30会場へ。まだ真っ暗闇の中。我々一般のライダーが良いスタートポジションを確保するには、
早朝作戦しかありません。今年は昨年よりもさらに前、スタートから30人くらいの位置をゲット!
これでスタート直後のゴチャゴチャに巻き込まれることもなく、スムーズなスタートが切れます。

ここからはオニギリY沢氏のお写真を拝借させて頂き、マナオのレースレポートを。
レポート風にお楽しみください。
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とうとうこの日がやってきた。年に一度の腕試し。
日本で最も大きなMTBイベント。Self Discovery Adventure王滝。
私はこの大会に一昨年から参加している。

2012 6:47 総合:128位 20代男子:11位
2013 6:29 総合:71位  20代男子:7位

7時間を切ると翌年から120㎞カテゴリーへの参加が許されるのだが、
私は120㎞には参加しない。なぜなら、レース中に「残り~㎞」という看板が表示されるのだが、
当然「100㎞の方残り30㎞」の時に「120㎞の方残り50㎞」なのだ。
100㎞と120㎞は最後までほぼ同じコースなので、その看板を見る度に、
ゾッとしながら私の戦うべきフィールドは100㎞。そう心に決めているのである。

今年の目標は、20代年代別優勝。昨年の20代優勝タイムが5:46。
私は昨年の自分を45分以上上回らなければならない。
昨年の結果は私にとっても歯がゆいものだった。
ラストの登りを終えて後は下りを残すのみ。
一瞬の気の緩みからBig rock そう、大きな岩に乗り上げて後輪をバースト。
後輪がバーストした状態で最後の下り10㎞近くを下るという屈辱を味わった。
メカトラだけは絶対に避けなければならない。

そしてさらにタイムを縮めるカギは機材だ。マナオのポテンシャルは常に最高である。
そのため、機材を最高のものにすれば、自ずと結果は付いてくるのである。
今年、私もとうとう王滝S-WORKSデビュ-。
S-WORKS STUMP JUMPER FSR CARBON 29が今回の相棒だ。
26,27,5と来て、今年とうとう29erデビューとなった。

王滝において、車輪径の大きさは大きなアドバンテージになる。
トレイルライドと違い、ゆるやかな傾斜の林道をひたすら走り切るレースなので、
車輪は大きければ大きいほうが良い。29インチは間違いなくBESTなチョイスだ。
カーボンフレームも疲労の軽減には大いに役立つ。
最初の舗装路。第二CPまでのダム湖の周りの平坦、
29インチの圧倒的なアドバンテージを感じることが出来る。
皆様も機会があれば、是非試して欲しい。
なにはなくともS-WORKSという響きでモチベーションが数段UPする。
漢とはそういう生き物である。
さぁ、いよいよレースの口火が切って落とされる。
ちなみに、この後ろにはおよそ1000名ほどのライダーがひしめいている。
号砲ととともにスタート。パレード走行を終え、延々と続く舗装路の登り区間。
ライダ-が入り乱れ、少しでも渋滞を回避しようと各々にライン取りを変えるので、
非常に危険である。私も安全マージンを取りつつ、登りがきつくなる区間でダンシングをおりまぜながら、脚をほぐしていく。すると。。。ゴンッ!
なんだ!!ハンドルバーに何かがヒットした!斜行か!?斜行なのか!??

後ろを振り返る。ハンドルにヒットしたのは、なんと仲間であるO-TAKE K波氏のハンドル。
私がダンシングして左右にハンドルを振ったためにハンドル同士がぶつかったのだ。
幸い激しく絡んだわけではなかったので、K波氏も無事だ。

「K波さんごめんなさい。」

そう心のなかで呟き、前を向く。そう、私は前に行かなければならないのである。
そう、私の前には彼がいる。そう。。。彼が。。。最大のライバルS山氏。

S山氏とマナオの根深い因縁については下記を参照して欲しい。

S山氏。今年MTB歴1年を迎えた彼は、なんと、今年の王滝に向けレースバイクを準備。
周到である。S山氏のレースバイクは最新型のS-WORKS EPIC CARBON 29。
王滝でタイムを狙ううえでは最も適した1台である。鬼に金棒である。
本当かんべんして欲しいのである。私はもちろんS山氏の担当セールスなのだが、
このバイクの販売に関してとても悩んだ。
5月、店頭在庫のバイクの納車時期を9月の王滝後にしようかと思ったほどだ。
実際にS山氏に提案してみたところ、もちろん、「それなら買わない」と言われてしまったので、
焦って販売させて頂いた。ありがとうございます。
その後、EPICに乗ったS山氏に、私は普段のライドで秒殺され続けた。
私の判断は間違っていたのかもしれない。。。

さて、レースに戻ることにしよう。舗装路も終盤に差し掛かると、
集団がバラけ始め、S山氏は、私より少し前の集団にいた。
タイム差でおよそ30秒ほどであろうか。頭を巡らせる。このまま追いつくよりも、
息を潜め、第一CPまではこの差をキープして、昨年の「うぃーっす」をお返ししてやろう。

昨年のうぃーっすについては下記を参照して欲しい。

第二CPからが勝負。恐らく命をかけて削り合うことになるだろう。
命をかけなければならないのは主に私だ。

そんなイメージをふくらませていると、いつの間にか目前から唐草模様のジャージが消えている。。。
「馬鹿な。。。」同じS-WORKS をもってしても今のS山氏には一蹴されてしまうのか。
私のROAD TO 王滝もここで幕引きなのか。。。
無理に追って消耗すれば、K森氏、S野氏等にも捉えられかねない。彼らは侮れない。
私は、S山氏を追うことをやめた。この臆病者!追え!!追うんだ!!!
そんな言葉が頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。。。
自分の情けなさ打ちひしがれながらも、ペダルを止める訳にはいかない。
それにしても辛い。。。お尻がとにかく辛い。ロードとは違い、
常にガタガタと振動の来るMTBはお尻にとても負担がかかる。
周りを走るライバルたちにも次から次へとパスされていく。
第一CPまでは35㎞。20㎞程の地点でやっと体が楽になり、踏めるようになってきた。
後で気づいたことなのだが、29インチになってより高速域のライディングが可能になったわけだが、
昨年に比べ前の集団でレースをしていたので、結果的に負荷が高かった。
29インチ。楽ではない。より上のステージで走れる分、そこを維持することは大変だ。

と、ここで思わぬ出来事が。第一CPまで後5㎞程の最後の上り区間で、
唐草ジャージを発見。「??まさか。。。S山氏??」明らかにペースが落ちている。
少し踏んで距離を詰めてみるとそこには。。。S山氏の姿である。
「シメシメ。。。」思わず悪代官のような下衆な笑いが溢れてしまう。

そのまま後ろにピタッと付き、呼吸を整える。これは大切だ。息を切らしているのは格好悪い。
あくまでも、「僕のマイペースはあなたの全力と同じくらいですよ」感を醸しださなくてはならない。
休憩には3分ほど要した。そして。ついにこの瞬間を迎える。

「うぃ~っす」

うぃーっすについては下記を参照して欲しい。

やった!決まった!S山氏は驚きの表情だ!!倍返しだ!!
そのまま横をすり抜け、前に出てマイペースで第一CPを目指す。
私は基本的に後ろは振り返らない。
抜かしたはずのライダーが後ろにいたらガッカリするからである。当然だ。

そこからは昨年と同じ、S山氏の影、そう、Shadowとの戦いだ。
Shadowはそれからずっと私の後ろに張り付いている。第一CPで給水。
2リットルのハイドレーション。思いの外水分は取っていなかったが、念の為補給。
私の水分消費量はクラスNo1だ。これは間違いがない。
その証拠に、他のライダーはCPに見向きもせず通りすぎていく。
私からすれば、そなんものは自殺行為だ。皆クレイジーだ。
しかし、私はそんなライダー達と同じフィールドで戦っているのだ。
彼らに勝つためにさっと補給を済ませ、再びバイクに跨る。
CP前の登りで抜かしたライダー10名ほどに補給中に抜き返される。
Shadowもその中にいるはずた。

王滝は登りと下りの走力差により延々と同じライダーと抜きつ抜かれつを繰り返す。
エンドレス抜き差しが有名であるが、同じライダーをまた追うというのは、精神的にも疲れる。

第2CPまでは30km程の行程だ。無限坂と呼ばれる長い上り坂。
完全に森を抜けるので、日差しの照りつけも厳しい区間だ。
景色が良いので、タイムを気にされない方は、撮影にもおすすめのポイントである。
御嶽山を始めとする雄大な長野の自然と、人間の創りだしたダム湖が融和した風景は、
MTBライダーでなくても必見である。

私はこの無限坂が王滝で一番得意だ。と思うことにしている。
実際にこの区間のタイムもクラス平均を上回っているのだ。
人が辛いところで頑張る。踏ん張る。
それはレースにおいても、人生においても大切なことなのだろう。
ここで、今回最大の落とし穴があった。写真をご覧いただくととわかるだろう。
そう、砂利だ。それも深い。一番しんどい登り区間でこのトラップは相当に堪えた。
厚い砂利の敷き詰められたコースはペダリングの力を吸収し、前に進まない。
下りはもっとひどく、カーブにこの砂利が敷き詰めてある区間では、
何人ものライダーが落車、または曲がりきれずに崖やヤブに突っ込んだことだろう。
私も前輪が何度も横に流れ、流れる前輪を必死で押さえつけた。
幸い転ぶことはなかったが、このレースで一番しんどい区間であった。

※ちなみに撮影者のY沢氏、ここに自転車を置いてしまうと、
後ろのライダーが辛い路面を走らざるをえないので
、もう少しラインを開けてあげると良いと思います。

しかしどうにもおかしい。ShadowS山氏の姿が一向に見えてこない。
姿こそ見ていないが、第一CPでパスされたはず。
あのペースなら、無限坂で捉えていてもおかしくないのだが。。。
もしかするとそれも含めてのマナオシフトなのかもしれない。くっ!策士め!
私も得意の無限坂でペースを上げ、前のライダー達をパスしていく。

しかし、もうひとつおかしなことが。周りにライダーがほとんどいないのだ。
昨年はこの無限坂で多数のライダーをパスしていったのだが、
今年はこの坂に他のライダーの姿がほとんど見当たらない。
コースアウトしているのかと思うほどの過疎ぶりである。

一人旅はとてもキツイ。そもそも怠け者である私は、人の目がないと、
すぐにペースを落として休んでしまう。目の前にいるはずのShadow
S山氏をイメージし、さらにペースを上げていく。体の調子も良い。
第二CPには思いの外すぐに到着した。
ここでも水分の補給をし、残り25㎞。ラストスパートに備える。
Shadowは今どの辺りを走っているのだろう。もしかすると、
もしかすると。。。ぶっちぎっちゃったんじゃないの??そんな楽観的な考えも頭をかすめた。

終盤戦は特にキツかった。補給は30分にジェル一本。
早めにとって楽になるわけでな無いのだが、少しでもきつさを紛らわせるために、
ジェルに頼る。そして、案の定気持ちが悪くなる。。。
カフェインのとりすぎだろうか。。。甘さからだろうか。。。
それでも残り15㎞最後のCPはスルーし、昨年痛恨のミスをしてしまった、
最後の上り区間は細心の注意で登る。集中を切らすな!Shadow!!

閑散とした最後の下り区間は全開で下る。パンクしていないとものすごいスピードが出る。
下りのためにオープンにしていたサスペンションすらロスに感じ、
TRAILモードで少しでもペダリングロスを減らす。最後まで踏む。踏む。
そして。。。ゴールが見えた。まだ人の少ないゴール地点に飛び込む。タイムは。。。

5時間36分17秒

自分の目を疑った。自分自身5時間台に入れたら御の字だろう。
心の何処かでそんな考えもあっただけに、想像以上のタイムに驚いた。
そして、ゴールにS山氏の姿はなかった。。。
そうか。私は今年もお客様に強い背中を見せることが出来たのだ。
少し誇らしげな。。。そして。昨年の20代優勝タイムを上回った私は、

「おいおいおい。これ有限実行しちゃうんじゃないのマナオ君??むしろしたね!」

私は自分の勝利を確信していた。意気揚々とゴール脇のリザルト発券機?
でお姉さんに「さぁ!僕を讃えよ!!」と、心のなかで仁王立ちしながら、
自分のゼッケン番号を伝える。

ビ。。
ビ。。。
ビビ~。。。

出た!私の栄光の証明!!!さぁ!!!!
私にその輝かしい成績を示したまえ!!!!


。。。??。。ば。。。馬鹿な。。。四位。。。だと。。。!?
自分が思っているほど物事はそうそう上手くいかないものである。
来年はとうとう30代。層の厚いクラスである。
そこで結果を出してこそのミラクルマナちゃんなのだろう。

そう、来年のROAD TO 王滝の準備は今、整ったのだ。
-------
と、ここまでマナオのレースレポートにお付き合いいただきありがとうございました。
ここからはお客様達のゴールシーンでございます。
Shadow S山氏 完走タイム6:22

今年も完走おめでとうございます。
私と激しいバトルを繰り広げたShadow S山氏。
第一CP前の段階でオーバーペースにより失速。
その後は補給すら取れない状態。普通ならDNFで搬送車行きでもおかしくないのに、
気合で完走。それでも去年の自分を越えていくのは流石ですね。
来年はまたガチンコ勝負しましょう!
SW EPIC 29 S野様 完走タイム6:48
今年はトレラントのダブルエントリーは回避し、MTBに集中。
今年からSW EPICを相棒に、Jシリーズに参戦されているだけ有り、
見事7時間切りとなりました。新なライバルの登場です。
EPIC 26 K森様 完走タイム7:23
今年は夏場に突如王滝参加を表明され、3ヶ月ほどの短期間で、
王滝完走まで仕上げてきました。この充足感は王滝ならではですよね。
来年こそは7時間きりを!
そして29インチゲットだぜ!!
INTENSE TRACER275 S様 完走タイム7:38
もう二度と出ない。。。あの夏から1年。やっぱり好きです。
今年も無事完走!タイムも1時間縮め。堂々の7時間台!
今年も、もう二度と出ないとおっしゃっていましたが、来年も多分出るんだろうな~♪
来年は7時間切りでしょう!お疲れ様でした!
SW SJ FSR CARBON 29のY沢様。 完走タイム8:03
王滝直前に動き出す漢は、今年もきっちり完走です。
8時間切りが出来なかったことを相当悔しがっておりましたが。
バイクスペックと、人間スペックだけでは限界がありますからね。
来年はしっかりと事前のご準備を~。お写真助かりました。
ありがとうございます!
INTENSE TRACER275 Y田様 完走タイム8:35

一昨年の屈辱的足切りから二年。バイクを変え、ロード練をし、
今年の王滝の主役になったY田さん。色々とお付き合いさせて頂いた私、
無事にゴールした瞬間少し泣いてしまったのは内緒です。
本当におめでとうございます!最高のゴールでした!

YETI SB75 T様 完走タイム9:00
よくぞこのバイクで初出場、初完走してくれました!
同い年として私も嬉しい限りでございます。
来年はもう一人の友達も参加ですよね。きっと。
お疲れ様でした!
INTENSE TRACER275 K様 完走タイム9:09
K様も初出場、初完走。おめでとうございます!
これだけの距離をMTBで走ることは初めてだったはず。
最後まで走りきってくれて、ありがとうございます!
本当にお疲れ様でした!

そして今年もすみません。お写真取り逃してしまいました。。。

EPIC EVO26 T留様
お写真撮れておらずすみません。後でデータがあったらください。
今年もお忙しくトレーニング時間もあまり取れない中、
イベントへのご参加有難うございました!来年は絶対完走ですね!
来年の主役はT留さんです!私はギラギラしておりますよ~!


K波様
すみません。。。お写真が撮れておらず。
初参加、そしてクロモリ26リジットという、過酷な条件で出場したにも関わらず、
7:20での完走。お見事です。補給作戦もバッチリいって私も一安心でした。
お疲れ様でした!
レース後は皆の検討を讃え合い、縁側BEER!!!
この瞬間がたまりません。また来年も皆で走りましょう!
皆様、3日間ありがとうございました。
皆様のROAD TO 王滝は今始まったばかりです!!

マナオ

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