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2014年7月1日火曜日

2014 全日本選手権ロードレース 男子エリート 武井きょうすけ選手レースレポート!

いつもありがとうございます。FORZAの新井です。

チーム・フォルツァ!として、メカニック・フィード全てをサポートさせていただいた、
Singha Infinite Profestional cycling team所属 武井きょうすけ選手のレースレポートです。

いやー、先週の日曜日から一気に涙もろくなりました。。。ふぅぅ、、、

昨年同様、最高の走りでサポートに、期待に、声援に応えていただけました。
これだから、やめられない!ですね。

では!武井きょうすけ選手のリアルな男子エリート先頭集団レースレポートです!

お楽しみください!

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お待たせしました!
全日本選手権 ロードレース レースレポートです!

220kmを逃げ切り、最後に捕まった。
しかし、やりきったよ! 

結果 13位

実は、最長老。。。内緒ね。。。
36歳? まだまだ伸びるね!

私は勝ちたかった。
逃げ切り、自分が勝てるレース運びが出来た。
ラスト2周、10秒の思考が全てを分けました。

自分が勝つには、これしかない。
この方法で勝つんだ! 
そのために、すべての練習を
逃げ切り優勝に向け、行ってきました。

申し訳ありませんが、敬称略でリズムよく行きましょう!

まずは、最初から一緒に勝利を目指して逃げ続けてくれた
11人に心から感謝し、敬意を表します。You're my hero.
最強の逃げ集団、絶対に逃げ切ると固く決めて、攻め続けてくれました。

佐野淳哉(那須ブラーゼン)
井上和郎・伊丹健治(ブリヂストンアンカー)
山本元喜(ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
野中竜馬・木村圭祐(シマノレーシング)
山本隼(チーム右京)
綾部勇成・平塚吉光(愛三工業レーシング)
阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)
武井きょうすけ(Shingha Infinite)

そして、胸を張って言える!
私が一番仕事をした! 楽しかった! 最高だ!
長く強く引いて、ペースを作り、集団をまとめ、
最後まで行くぞ! 別府選手を倒そう! おー!
長老様、ご健在でごじゃる!

常に明るく、冷静に、前向きに、レースをすること。

ゼッケンは5番
昨年は最後にハンガーノックになり、7位。
せっかくの3位獲得のチャンスを逃した。
その悔しさを1年間忘れずに、楽しく!
自分のやれる最大の準備をしてきました。

スタートフロントラインにコールされ
自信をもって、並べる幸せ。

そして、私を選んでくれた
Singha Infinite Profestional cycling team
このチームの名前を皆に伝えたい!

私はやるしかない!
恵理さんのためにも!

スタート後、ごたごたしながら下りを終え
登りはじめ。ほぼ最後尾付近? から。

少し息を整えながら、身体を徐々に登りの負荷に合わせていく。
自分でも、恐ろしいほど冷静だった。

前ではドンパチが始まり、逃げを打つ選手も出ていた。
集団は少し伸びたのち、横に広がる。

徐々に位置を上げ、前を伺う。
この逃げは決まる。私が乗れば決められる。

佐野がいて、井上、伊丹、山本、阿部。
日本最強の独走力を持つ選手たち。
いつやるの!? 今でしょう!

私は勝ちたい。
勝つには、これしかない!

呼吸を整えながら、ぐぐぐっと出力を上げ
逃げ集団に乗るべき、加速を始める。

しばらく踏むと、逃げと集団のちょうど真ん中。
振り返る。2人ぐらいが追ってきていた。
集団は、広がっている。

甘いよ。油断し過ぎだぜ。
俺たちは強いよ。

しばらく踏み、逃げ集団にジョイント。
そのまま先頭で踏み続け、そのまま決める形で。

2周目に入り、逃げを確定させるため、
ローテーションを一気に回す。

絶対に出力を出し過ぎない。
しかし、自分の意思をはっきりさせるため、
長く、強く引く。

「今日は逃げ切れる。勝ちたい。勝とう!」
それを背中で伝える。

徐々にローテーションが落ち着いて回り始めた。

後は仕切り屋の出番。
声を大きく、元気に、前向きに、

決めようぜ!
出来る!
Good job!
どんどん行こうぜ!

後方集団は油断し過ぎ。
私たちの強さを正しく認識できていない。

出力データは全てにおいて、平均化を図りました。
下り 平均 260w
下の平坦 平均 270w
登り 平均330w

自分が平坦、下りで先頭で引くときは
500w を 30秒前後 と決めて
とにかく、仕事をするから、まとまって行こうぜ!

そんな感じかな。

登りは、落ち着いてみなとまとまりながら。
330w 5倍前後 で落ち着いて上る。

周回を重ねるごとに、頭脳ゲームが高度化してきた。
追いかけっこが続くが、圧倒的に余力がある。

2分を切れば、みなに声をかけ
下り、平坦でしっかり踏もうぜ! ここで、また差をつけよう!

集団の焦りが手に取るように分かる。

完璧なレース展開が出来た。
負けるわけがない、この最強の逃げ集団は。

甘いよ。油断し過ぎだぜ。
私たちは、逃げ切り優勝を狙っているんだ。

雨も、晴れも、風も、すべてを味方にしながら進む。

何より、今日は佐野に勝たせたかった。
あわよくば、自分もね。自分もね。

ご縁があり、お互いをお互いにリスペクトが出き
彼の苦しみが理解でき、そして戻ってきた。

とにかく、猛牛の調教が一番大変だったね。
信頼して任せてもらえたのが、すごくうれしかったな。

今日はアシストとして使っていいぞ。と伝え
本当にありがとうございます! と元気よく返事を頂き
やる気満々。絶対に逃げ切ってやると、ますます確信。

凄く楽しい時間だった。
全てをタカの目で上から俯瞰しながら、
タイムが縮まれば踏み、
緩めば緩め、
常に一定の差を作りながら、集団を疲労させる。

ロードレースって、本当に楽しい!

バイクもフィードもサポートも、完璧。
心から信頼が出来、感謝が出来、さらに力が湧いてきた。

終盤に差し掛かるころ、恵理の攻めている走りを聞き
涙があふれてきた。本当に私の選手は、私を信じて戦ってくれている。

私も絶対に結果を出したい。

恵理の負けを聞いた時も、心から賞賛が出来た。
本当にありがとう。次は俺の番だ。やるしかない!

終盤に向かい、それでも、皆元気よくローテーションを回し続けてくれた。
阿部には色々と上げたな。はっは! 彼もヒーローだ!

そして、いよいよラスト2周。
ここからレースが始まった。

逃げ切りは確信出来ていた。
この足の残り方、自分の余力、どれをとっても
勝ちを狙える。そして、佐野を勝たせたい。

ここまで一緒に来た皆に、心からのリスペクトを。
次の登りで行くぞ!

登り始める。
いきなり井上が強烈なアタック。
佐野、山本、野中が反応。

私は一瞬だけ躊躇した。

たった10秒。
前で始まったその瞬間から。
たった10秒。

何を考えていたのかな。
ボーっとしていたわけじゃなくて
まだ少し早い、そう考えていた。

差が開いた。
目を見開いた。
追走に入る。

ここは全開で追う。
しかし前が速い。

斜度が緩く、空気抵抗が大きい。
4対1 では、追いつかない。

400w 6倍 を維持する。維持する。維持する。
ここは得意な領域。しかし5分の維持でもまだ追いつかない。

振り返る。
既に誰もいない。
応援の絶叫が聞こえる。

一度近づいてきたが、もう一度前が加速。

野中がドロップ、
すぐにキャッチアップに入る。

野寺監督が「武井さんといっしょに行け よろしく頼みます」
おっす! 任せろ! 諦めてはいない。

目の前が少しだけ暗くなる。
酸欠の症状かな。

恵理が来た。負けたな。やりきったな。ありがとう!
相変わらず、泣きはらしたいつもの顔の恵理だ。
少しほっとした。

社長! いけます! 叫んでいる。
目が覚める。
俺がこれでどうする。火をつけろ。

恵理はやりきった。
俺もできるはずだ。

心に火をもう一度つける。
攻めろ。追え。追え。

最後の1周。ジャンは聞こえない。
声援と絶叫が聞こえる。

30秒差

野中に声をかける。
「下り、平坦を踏めば絶対に追いつく
もう一勝負するぞ!」

彼も私のヒーローだ。
本当に頑張ってくれた。

二人で前を見据え、追走する。
見える、行ける、出来る、楽しい!
そして、勝ちたい! 私は勝ちたい!

野中が徐々に引けなくなる。
ここは私の出番。
切らずに、ギリギリのところを維持する。

見えてきた、3名が見える。
近づいてきた。あともう少し。

タイム差を知らせてくれるボードバイクも
興奮気味に情報が来る。

20秒 縮まってきています。
15秒 あともう少しです。

登りに入る前に追いつきたい。
行ける、まだまだ足はかかる。やれる!

しかし、追いつくには
数秒足りなかった。

自分の足も、この追走でだいぶ削られた。

3名が登り始める。
直後に私と野中。

私は勝ちたい。
登り直後に再度アタック。
これで追いつけば、まだいける!

しかし、前は山本が強烈なアタックを開始し、
優勝へ向けた戦いが始まってしまった。

乗り遅れたか・・・
ぎりぎり間に合わずか・・・

悔しいぜ!
が、もう一勝負できる! やれる!
自分を、パートナーを信じろ!

テンポで登る。360wを維持する。
維持できるギリギリではなく、
もう一度後方の展開に合わせられるように、
余力をもって登る。

諦める必要は全くない。
攻めろ。次は順位を狙え!

自分に言い聞かす。

追走がついに追いついてきた。

BS清水が鬼の形相で前を追っている。
遅いよ。勇気がないな。これがレースだ。
合わせようとするが、ぎりぎり合わせられない。

次の集団を待つ。

別府 土井 畑中 吉田 入部 増田
この集団には合わせられる。
合わせるが、結構こっちもぎりぎり感が出てくる。
インターバルがかかる。こらえどころだが。。。
きついぜ! 楽しいぜ! 戦え! 攻めろ!

目を見開き、前を見るが、徐々に離れ始める。
吉田もドロップ。

西谷 早川 が抜いていく。これには合わせられない。

吉田を見ながら、やりきった感が出てきた。
残り1km。

ふぅ、おれ、ムッチャすごいやん!
楽しめたな! 本当にやってて良かったぜ!

恵理が並走しながら、泣きながら絶叫している、
社長! 攻めて! 後ろから来ている!

悪い人も絶叫している。
武井さん! いける! 戦え! と。

振り返ると、秋丸が来ている。
甘いよ、長老はここから粘るんだよ!

恵理に抜かれないように!
はっはっは! 笑いながら吉田を追う。

ゴールが見えてきた。やっべー! チョー楽しい!
この場所に1位で帰ってきたかった。

けど、言うこと無しだな!
人生、ムッチャ楽しんでるな! 俺!

最後は得意のファンサービス。
久しぶりの ウィッシュ! 頂きました!

最高の観客、
最高の緊張感、
最高の逃げ集団、
最高のチーム・フォルツァ!

そして、佐野、本当におめでとう!
心から、祝福できる! 本当に良かった!

そして、最高の恵理さん、本当にありがとう。
何度も目を覚ませてもらってるよ。
あなたは私のヒーローです。

ゴール後、佐野と泣いて抱き合う。
キスしたか? おれ?

そして、沢山の賞賛を頂く。
ファンって最高だな!

そして、恵理と泣いて抱き合う。
本当に、あなたはベストを尽くしてくれた。
やりきった。すごいよ! 僕のヒーロー!

終わったね。
今年も、たまらないこの緊張感を
味わえた。何度戦っても、全日本選手権は素晴らしい。

私は勝ちたかった。

人生で最長の10秒間でした。
あの間が何を意味していたのか。

迷いがあったな。
勝ちたかったけど。

これぞレース!
これぞ人生!

良い人生を歩めています。
本当にありがとう!

帰りの車内で、
えみ子と話して、
恵理と私で号泣したのは内緒じゃないよ。

全てをかけて、この日のために。

えみ子、変わらず冷静に。
本当に頑張ったね。
気を付けて帰っておいで。
ってさ。愛されるね。ありがとう。

今日はね、10秒を取り戻しに、
青山と六本木で! で銀座だな!
呑むよ! 行ってきます!

Singha Infinite Profestional cycling team所属 
武井きょうすけ

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