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2014年6月30日月曜日

2014 全日本選手権大会サポート レポート


いつもありがとうございます。FORZAの新井です。
昨夜、岩手からつくばっくいたしました。

そして、先ほどレースを無事に走りきってくれた選手BIKE2台と、
550kmの旅路を無事に岩手まで連れて行ってくれたSW TARMAC SL4を綺麗に洗車し、
今回の全日本選手権 サポートが全て完了いたしました。

Facebookでも書きましたが、今回のサポートが終わった今、
残っているのは強烈な悔しさだけです。

29年というまだまだ短いこれまでの人生のなかで、
これほどに悔しかったことは正直ありませんでした。

そして、これほどに真剣に本気で取り組んだ1週間は無かったと思っています。

ただ、選手は既に前を向き、進み始めています。
私だけが悔しかったと、悔やむのは今日までです。
私も、来年に向けてまた改善の日々でございます。

では、全日本選手権大会ロードレース 大会当日を振り返ります。

これまでのあらすじ

・つくば〜岩手 八幡平550kmの旅路
・全日本選手権 タイムトライアル・ロードレース前日

6月28日 土曜日。ロードレース前日。


朝は、5時過ぎに起床し始発の新幹線で帰る応援隊長を駅まで見送りに。
同じタイミングで専属カメラマン!?のS様を駅にてピックアップでした。
1週間の長丁場、応援部隊も交代制であります。

ホテルに戻り朝食後に、メカニック作業のスタート。
まずは、タイムトライアルでスペアバイクとして使用したロードレース決戦用バイクを整備し、選手は練習に。
その間、ロードレース用スペアバイクの洗車・整備から。
選手が帰ってきてから、決戦用バイクの洗車を。
洗車は整備の基本。トラブルを未然に防ぐのも洗車があってこそです。
選手二人の決戦用バイクとスペアバイク。
スペアバイクと言っても、そのまま決戦用バイクとして使用できるアッセンブルでした
今回は、全くの妥協をしないようにしました。
やれることは全て行い、選手が全てを出しきれるように。
昨年の全日本選手権から大きく更新・改善できたことの一つです。

その後は、ロードレースのゼッケンコントロール・監督会議へ。
そして、当日に備え速く休む盛岡グルメポイントを全力で攻めます!妥協無く!でっす! 岩手の内陸地盛岡。それにも関わらず、美味しい海産物が食べれるお店が多いのです。
ここで、応援部隊の一人M様も合流でした♪

6月29日 日曜日 ロードレース当日。

当日の朝も5時起床。荷物をまとめチェックアウトし、ホテルを6時に出発。
応援部隊の皆様と、補給所の設営・スタート地点のテントを設営し選手の到着を待ちます。
選手が到着し、バイクチェック・出走サイン・補給の準備を進め、いよいよスタート。
天候は、雨。しかし、予想されていたほどの荒天にはならなそうですが、距離も長く昨年同様サバイバルレースになることには間違いありません。

ゴール地点と補給所は目と鼻の先。本部の実況も良く聞こえるポジションです。
今か今かと選手を待ちます。
恵理選手のボトルには、メイタンの電解質パウダーを使用しました。恵理選手と武井選手のボトルを分け、管理。
時折、視界が非常に悪くなるほどの霧が立ち込めたりしましたが、全体的には昨年の大分よりも良いコンディションではなかったでしょうか

補給所で実際にフィードを行うスタッフはIDが必要です。
レース後半にはボトルにジェルや2ランを貼り付けてフィード。

レース展開は各メディアやテキストライブでUPされている通り、男子エリートは1周目から武井選手含む逃げ集団が形成され、最終的に逃げ切りの展開。

そして、女子エリート。
恵理選手のレポートにもある通り、残り2周回の登りで抜け出し、独走に持ち込む恵理選手。
その差は、30秒から平地・下りを経て40秒までに広がり最後の3km登りへ。
このアナウンスを聞いた瞬間、優勝できる!と、思いました。
武井選手のフィードを行い、逸る気持ちを抑えつつゴール後のフォローを行うためゴール地点へ。
3kmの登り。時間的にはどの位の時間だったでしょうか。非常に長く感じました。
アナウンスが知らせるのは、40秒あったタイム差が少しずつ、加速度的に削られていく現実でした。
勝てる!と確信した差が、みるみるうちに縮まり、ゴール目前で交わされる瞬間。
正直、信じられませんでした。
余裕の萩原選手に対し、ゴール直後フラフラの恵理選手。
グランツールでの山頂ゴールをした選手のようにサポートが必要なほど。
photo:Makoto.AYANO さん
思わず駆け寄り、サポートを。
脚が痙攣し、ほとんど動けない恵理選手。
そして、一番現実を受け止めれないのは もちろんベストを更新した恵理選手です。
私も、恵理選手もひどく動揺していました。

その間、男子エリートが1周回程する間に、少し落ち着きを取り戻し、恵理選手はダウンのローラーを。
そして私は武井選手のフィードに戻りました。

男子エリートでは、武井選手が昨年に引き続き国内トッププロと対等に戦う力走。
一瞬の判断ミスが今年の結果になってしまったようですが、
心から楽しんでいる選手をフィードする瞬間は本当に刺激的で嬉しいものでした。

しかし、時間が経つにつれ、どんどん増していく悔しさ。
これまでのレースサポートでは無かった気持ちでした。
2年前の恵理選手は挑戦者だったから、1年前の恵理選手はダントツで勝ったから。
これまでこの気持を味わったことのないのは、そうではないと思います。
チームとして、本気で取り組んだからであると思います。
本気だから悔しい。全く当たり前ですが、本当に難しいことです。
今回は、間違いなく全てにおいて本気でした。
この悔しさを感じれることは、その本気を感じれることでもあります。
悔しさの中にも、喜びを見いだせる数少ないことの一つでした。

レースを無事に走りきってくれた2台のバイクです。
ちょっと恥ずかしい?話ですが、私はレースやイベントの時に必ず次の二言をバイクに手を添え話しかけます。

『よろしくお願いします。』
『ありがとうございました。』

バイクトラブルを防ぐのはメカニックの最低限の仕事。
その仕事に気持ちを入れるか入れないか。バイクにトラブルが出るときは、気持ちが入っていない時です。
私は言葉に出すことでそれを防いでいます。
ちょっとしたげん担ぎでもあります。

今回のメカニックでは、選手2名 TT・RR スペアバイク含め計6台を仕上げました。
プロチームのメカニックさんと比べると圧倒的に少ない台数です。
しかし、かけている時間・気持ち共に負けていないと思っております。
通常の業務と平行して、手間ひまかけて最高の緊張感と集中力で仕上げることができました。
得られたスキルと経験を、しっかりと皆様の大切なバイクにも伝えて参ります。


今回、サポートいただいた皆様です。本当にありがとうございました!
この悔しさも来年に向けての貴重なエネルギーです♪
来年の決戦地は那須!みなさんも自走で行きやすいですねー。
直行は面白く無いので、また面白いチャレンジをしましょう。
そして、来年は大応援団を結成して、武井選手・恵理選手を応援しましょう!
最高の感動と経験の共有が待っています。

これからも応援の程、よろしくお願いいたします

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