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2013年9月15日日曜日

更新しました。恵理選手 世界選手権に向けたBIKE整備 BMC TM01&2014 SLR01編

はい。新井です。
台風が近づきつつあるつくばです。折角の3連休なのですが、残念です。
しっかりと台風対策を整え、備えてまいります。
土曜日はクラブ・チーム合同の恵理選手練習会でした♪
台風の影響で、久しぶりの30℃超え!すっかり秋に慣れきった身体にはキツイ一日。

世界選手権にむけて、最後の週末ということもあり、ペースは可能な限り速く!
最初の筑波山はアップも兼ねてじっくりペースだったのですが、八郷に下ってからはアタックアタック!
一人、また一人と離脱していく、キツ楽しい練習会になりました。
クラブライドの皆さんも、しっかりと脚を合わせていただきしっかりと完走!
10月からは、じっくり系のロングライドも入れていきましょう♪

日曜日は、恵理選手はTT BIKEにてローラー練習を。
それに合わせてポジションの再確認を、世界選手権ではとっても厳しくなるUCIの車両規程とも照らし合わせながらの調整を行いました。
もう少し煮詰めて行きます。

そのTT BIKEでもあるBMC TM01。全日本選手権からの良き相棒です。
このTM01と、今回世界選手権のスペアバイクとして持参する 2014 SLR01の整備の様子をご紹介いたします。
前回のSLR01の整備編はこちら ⇒ http://www.forza.jp/2013/09/bikebmc-slr01.html
コンポーネントは、SHIMANO 9070 DURA-ACE Di2を組み込んであるTM01。
既にエレクロリックケーブルは内装されておりますので、OHの作業としてはSLR01と比べると幾分楽になります。
ただ、専用設計のTT BIKEは気を使うことも多く、作業時間としてはたくさんの時間を有します。

まず、ハンドルを外す前に、現在のポジションを記録しておきます。
計測だけでなく、マーキングが一番確実で楽ですね。
エレクトリックケーブルとブレーキケーブルも取り外し、ステムからハンドルを外します。
 
実に32通りのハンドルポジションが実現可能なTM01のステムシステム。
恵理選手のポジションは、29番。一番低く近いポジションになります。

次はフォークを取り外していきます。
フォークを固定しているのは、ステアチューブ。これもカーボン製です。
フォークのボリュームも凄いですね。

ベアリングも取り外し、状態確認を行います。ベアリングの状態は錆も発生しない非常に良い状態でした。
フォークとBB下に取り付けられているブレーキも取り外し、クリーニングとグリスアップを行います。
ピンぼけ写真ですみません。。 そして、今回もガラスの鎧を施工します。マットフレームですので、塗布したところとする前とではしっかりと違いがでます。

ヘッドのベアリング受けにもしっかりと塗布。フォークもしっかりと塗布し、硬化するのを待ちます。

そして、組付けです。まずはブレーキの組み付けから。
ブレーキの固定台座を増し締めし、薄くグリスを塗布します。

バネにもグリスを塗布し、組付けです。ブレーキ本体に、前後左右の表記があるので迷わずに済みます。

そして、フォークの組付けです。まずはヘッドベアリングのクリーニングとグリスアップを行います。
このフォークのドッキング。ロボットの合体みたい。。ワクワクするのは私だけでしょうか。

9日の作業はここまで。

火曜、水曜と別の作業、展示会をはさみ、12日木曜日に作業再開。
ハンドルの組み付けからです。
ハンドルを組み付ける前に、ブレーキワイヤーを新しく交換します。ワイヤーはもちろん、DURA-ACEポリマーコートワイヤー。
ハンドルを組み付ける際に、ステムボルトの増し締めと、緩み止めのファイバーグリップを塗布。
ロードとは違い、ハンドルは体重がかかる部分ですので、特にトルク管理含め大切です。
エアロバーには、BAR FLY TTを。この製品のおかげで、GARMINをよりスマートに取り付けることが出来るようになりました。

ハンドルを組み付けたら、エレクトリックケーブルを繋ぎ、ブレーキワイヤーの調整です。
ブレーキワイヤーは、全て内蔵のTM01。ただ、ワイヤーの取り出し口が大きいので内蔵処理に関してはそこまでの手間ではありません。
ブレーキのシステムとしては、Vブレーキ。このブレーキのワイヤー受けの部分に一工夫。
短く切ったライナーを追加し、インナーワイヤーとワイヤー受けが干渉しないようにします。
後輪を嵌め、車体の下側から撮った図です。
TM01のVブレーキには、前後とも方効きを調整するスプリング調整ボルトがありません。
少し、分かりづらいですが、ブレーキシューを止めるボルトにワッシャーが噛ませてあります。
TM01のブレーキ調整は、このワッシャーでの調整が基本となります。
ブレーキの方効きだけでなく、 ホイールのリム幅への調整も、このワッシャーを噛ませる数を調整することにより行います。
これは、TMR01も同様の仕組みです。
リム幅の違うホイールを付け替えた時には、必ず調整が必要です。

TM01の組み立て、調整のトピックはステムの調整とこのブレーキの調整です。
一番時間を割くところでもありますし、一番気を使うところでもあります。
そして、このブレーキシューホルダーのネジはねじ山が非常に浅め。締め付ける際には十分注意が必要です。
前後セット6,300円でご用意が可能ですので、予備のシューホルダーをご準備することをオススメいたします。

ここからの調整作業は、電動コンポーネントの恩恵を受け、非常にスムーズ快適に。
バーテープを巻き替えあっという間に完成でした。
そして、土曜日。
今回の世界選手権にはスペアバイクも持参いたします。
そのスペアバイクは、店頭試乗車で活躍中の2014年モデル NEW SLR01 48サイズ。
この新型車がスペアバイク。贅沢ですね♪
使用しないことに越したことはないのですが、万が一に備えこのスペアバイクも整備を行いました。
まずは、ヘッドパーツのOHも兼ねてフォークを確認。
か、軽いですね。。。

LOOKと同じように、ベアリングの下玉押しまでカーボンで一体成型されております。
ボリューム感はありますが、驚異的な軽さです。
ヘッドのベアリングのグリスアップを行い、ヘッドパーツを組み付けていきます。
そして、ステムを取り付ける際に、フォークコラムにも滑り止めのファイバーグリップを塗布します。
軽量なフォークですので、念には念を入れた対処です。
試乗車にアッセンブルされたハンドルは、3TのERGOSUM TEAM。
下ハン部分での実測が430mmでしたので、現在使用中のEASTON EC70 SL3へ交換。
EC70も下ハン部分と上ハン部分のサイズが変わるハンドルで、上ハンがワンサイズ小さくなる寸法です。
420(C-C)のハンドルでは、上ハン部分は400(C-C)の寸法になります。
下ハンでサイズを合わせておき、上ハン部分はよりシェイプ。上ハンでの前面投影面積を小さくするエアロフォームを取るのに良いですね。

ハンドルの交換に合わせて、長くなってしまったワイヤーも交換します。
NEW SLR01は、シフトワイヤーとリアブレーキワイヤーが内装。
リアブレーキワイヤーは、出口近くまで固めのライナーが入っております。
ワイヤーの取り出し口は小さめですが、比較的作業は行いやすいフレームです。
そうそう。最近仕入れたポリマーコートシフトワイヤーセットには、DURA-ACE用の新しい補修パーツが入っておりました。
シマノに確認し、余分にいただかなければ。

BB下のワイヤーガイドにもライナーを組み込みます。
前輪・後輪の巻き上げからワイヤーを守り、ワイヤーガイドとシフトワイヤーとガイドとの摩擦を減らします。
ただ、元々ライナーが入る径ではなかったので、千枚通しで慎重に拡張します。

特にフロントディレーラーへのガイドが肝ですね。
リアディレーラへの最後の内蔵ポイント。ここもインナーワイヤーとフレームが当たってしまうので、ライナー処理します。
 
一つ一つのフリクションを確実に取り除いていくことが、コンポーネントの性能を大きく引き出します。
一つの処理が抜けることにより全体の性能にも影響をおよぼすのです。
一つ一つの気遣いと積み重ねがとても大切です。

ワイヤーのルーティングも綺麗に決まりました。
少し、レース仕様のルーティングです。

さぁ、いよいよ明日。出国です。バタバタと準備と梱包です。
忘れ物がないように、ラストスパート!頑張ります。

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